商品企画支援プログラム(P7)
ヒットする商品。ユーザーが驚き、喜び、心を躍らせる商品。
そんな商品を生み出す企画をバルクが全面的にお手伝いします。
P7とは・・・
P7とは、『商品企画七つ道具(Planning7)』の略称であり、
成城大学の神田範明教授らが提唱する商品企画の手法のことです。P1
からP7までの7つのステップが、システマチックに組み合わさって、
感動商品を生み出すフローが構築された手法です。
バルクは長年にわたり、神田研究室および様々な企業様とP7に基づく産学協同プロジェクトの実査部分を担当してまいりました。 その経験を通して、企業様から「調査設計やデータ収集や集計・分析・提言だけではなく、プロジェクトや戦略立案まで関わって欲しい」という声を強く聞くようになり、 「商品企画支援プログラムP7(調査およびコンサルテーション業務)」 を立ち上げ、実施しております。
バルクでは、P7のプログラムで重要な、定量と定性、両方の調査への対応はもちろん、調査専任のコンサルタントがリサーチャーと連携して実査の手配や進行管理まで 行いますので、お客様は一人のコンサルタントとやり取りをするだけで、プロジェクトをスムーズに推進できます。
STEP 紹介
- Step1《調査》 潜在ニーズの発見・確認
- Step2《発想》 創造的コンセプトへの変換
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- P4: アイデア発想法(画期的アイデアの多量に創出する)
⇒焦点発想法、アナロジー発想法など - P5: アイデア選択法(ニーズに合ったアイデアを抽出する)
⇒重み付け評価法、一対比較評価法 (AHP 分析 )
- P4: アイデア発想法(画期的アイデアの多量に創出する)
- Step3《最適化》 最適コンセプトの決定
- Step4《リンク》 研究・設計部門へのリンク
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- P7: 品質表作成(コンセプトを技術特性に変換する)
P7解説
P1: インタビュー調査 |
インタビュー調査とは、顧客の潜在ニーズや評価構造を探るものです。 P7手法のインタビュー調査には、次の2つが挙げられます。 (1)グループインタビュー (2)評価グリッド法 |
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P2: アンケート調査 |
P7でのアンケート調査では、顧客の意識やニーズ、評価を探ります。 ここでのアンケート調査を、定性的なインタビュー調査(P1)で見えてきた仮説を 定量的に測る「仮説検証」と位置付けると、特に効果的です。 また、評価項目を設けて、仮説の評価、関連商品の評価、仮想商品の評価などを行う ことで、次のポジショニング分析(P3)にも役立てられます。 |
P3: ポジショニング分析 |
P7におけるポジショニング分析は、商品( ※)の位置関係(ポジショニング)を明
確にするマップを作成し、そのマップ上に、P2のアンケート調査結果から求められる
理想ベクトルを図示することによって、企画しようとしている商品の「コンセプトの
方向性」を見出すものです。 ※サービスも含みます。また、仮想商品も含みます。 |
P4: アイデア発想法 |
アイデア発想法は、P1のインタビュー調査、P2のアンケート調査から得られた顧客
ニーズと、P3のポジショニング分析から得られた理想ベクトルの方向に沿って、新
しい独創的な商品のアイデアを発想する方法です。あっと言わせるアイデアを発想し
て企画案に乗せることで、商品力を高めることが可能となる重要なステップです。 P7でよく利用されるアイデア発想法は、以下の4手法が挙げられます。 (1)焦点発想法 (2)アナロジー発想法 (3)チェックリスト発想法 (4)シーズ発想法 |
P5: アイデア選択法 |
アイデア選択法は、P4のアイデア発想法で発想した多数のアイデアを、絞り込むの
が困難な場合に用います。アイデアをある評価項目で評価し、顧客のニーズに合った
最良のアイデアを選ぶための手法です。主に以下の2種類が挙げられます。 (1)重み付け評価法 (2)一対比較評価法(AHP) |
P6: コンジョイント分析 |
コンジョイント分析とは、P5のアイデア選択法によって絞り込まれたアイデアについ て、より具体的な要素(デザイン、機能、価格、大きさ、色、素材、サービス内容な ど)に注目し、各要素(=コンジョイント分析では属性といいます)の水準の組み合 わせを作成して顧客に評価してもらい、その結果を解析するものです。解析の結果、 各属性のついて購入意向が最高になるように再組み合わせをしたものが、新しい商品 の「最適コンセプト」になります。 |
P7: 品質表 |
品質表は、顧客の声を反映させた企画対象商品を、具体的に社内の技術・設計に落と しこむ役目を担うツールです。顧客の要求と技術的な特性とを二元表の形で表したも ので、P1のインタビュー調査からP6のコンジョイント分析までの流れで選定された 最適なコンセプトを、さらに具現化し、生産に必要な特性の設計値までを決定してい くものです。 |