30代40代女性のライフスタイルに関する自主調査06Ⅰ「料理」(ライフステージ別)| バルクのマーケティングリサーチ・市場調査30代40代女性のライフスタイルに関する自主調査06Ⅱ(「料理」(Beニーズ編))

(K-010) 30代40代女性のライフスタイルに関する自主調査06Ⅰ(「料理」(ライフステージ別))

2012年から実施しております『30代40代女性のライフスタイルに関する自主調査』ですが、第6弾Ⅰとして、「料理」について取り上げ、ライフステージ別(未既婚や子供の有無など)にまとめました。

今回は、インターネット調査を実施し、料理にかける時間や1ヶ月の食費、食材の購入先といった具体的項目についてや、料理に関する意識、生活価値観も聴取し、ライフステージとの関係を分析いたしました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 30代~40代女性(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計2,000人
30代女性  992名、40代女性 1,008名
※いずれの年代とも、未既婚は不問
調査日時 2014年10月17(金)-10月20日(月)
調査機関 株式会社バルク

ライフステージ別分類の定義

今回の調査の分析は、ライフステージによる差が大きいと考え、以下の9つの層別に結果をまとめました。

  • 【未婚】
    LITS(Living Together Single)(n=351)・・・・ 未婚で、実家で親と同居している
    おひとりさま(n=191)・・・・・・・・・・・・・ 未婚で、ひとり暮らしをしている

  • 【既婚&子供を持たない】
    DINKS(Double Income No Kids)(n=245)・・・ 既婚の有職者で子供を持たない
    夫婦2人(n=166)・・・・・・・・・・・・・・・  既婚の専業主婦で子供を持たない

  • 【既婚&幼児の子供あり】
    乳幼児ママ(n=122)・・・・・・・ 保育園・幼稚園に通わない3歳以下の子供を持つ
    保育園ママ(n=100)・・・・・・・・・・・・・・・ 既婚者で、子供が保育園に通う
    幼稚園ママ(n=160)・・・・・・・・・・・・・・・ 既婚者で、子供が幼稚園に通う

  • 【既婚&小学生以上の子供あり】
    働くママ(n=246)・・・・・・・・・・・ 既婚の有職者で、小学生以上の子供を持つ
    専業主婦(n=293)・・・・・・・・・・ 既婚の専業主婦で、小学生以上の子供を持つ

料理の実態

家庭での料理頻度は、幼稚園ママ、専業主婦において、「ほぼ毎日」の割合が約9割となっています。

1ヶ月の食費については、おひとりさま以外は、「3万円~5万円未満」が中心で、おひとりさまは「1万円~3万円未満」が半数以上となっています。平均値で比較すると、幼稚園ママ、専業主婦の食費が高い傾向が見られます。

平日の夕食について、調理時間と品数の関係を見てみると(下記グラフ参照)、専業主婦と夫婦2人が、調理時間、品数とも多く、幼稚園ママが続いています。専業主婦、夫婦2人は、45分超の間に、約4品作っているようです。

【平日の夕食の調理実態】

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料理に関する意識

食生活や料理に関する意識を聴取し、そのうち18項目を使用して、因子分析を実施しました。そして、「手際のよさ」「手作りへのこだわり」「センスへのこだわり」「節約志向」など7つの因子を抽出しました。

そのうち、料理の見た目のセンス(「センスへのこだわり」因子)とレトルト食品などを使わない手作りへのこだわり(「手作りへのこだわり」因子)の、どちらが強いかを見てみたところ(下記グラフ参照)、最もセンスにこだわっているのはDINS、手作りにこだわっているのは幼稚園ママと乳幼児ママ、センスにはこだわらない(別の因子より、時短重視の結果あり)保育園ママ、という結果になっていました。

【因子分析結果「センスへのこだわり」×「手作りへのこだわり」】

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節約と家族に関する意識

節約について意識を聴取したところ(下記グラフ参照(上))、幼稚園ママ、乳幼児ママは、「食費を安く抑えるために手作りをしている」が8割以上と多くなっています。幼稚園ママと乳幼児ママが手作りにこだわる背景には、節約意識が働いているようです。

食卓の様子についての聴取では、夫婦2人、保育園ママ、幼稚園ママの8割以上が「家族揃って食卓につくようにしている」と回答しており、仕事と家事に忙しい保育園ママですが、家族とのコミュニケーションを大事にしている様子がうかがえます(下記グラフ参照(下))。

【食費を安く抑えるために手作りをしている】

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【家族揃って食卓につくようにしている】

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生活価値観とライフステージ(因子分析によるポジショニング)

料理の行動や意識の背景にある価値観を探るために、衣食住に関わる意識について聴取し、項目の因子分析を実施しました。そして、「将来に備える⇔今を楽しむ志向」軸と「価値観の共有⇔自己実現」軸の2軸を抽出し、各ライフステージをプロットしました(下記グラフ参照)。

おひとりさま、LITSは、「将来よりも今を大切にする現在志向が強く、自己実現欲が強い」、一方、乳幼児ママ、幼稚園ママ、保育園ママは、「将来に備えることを重視するとともに、自己実現よりも周囲と価値観を共有する志向が強い」という結果になっていました。

【ライフステージによる生活価値観の違い[因子分析によるポジショニング]】

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  • ★以下より、詳細レポートのダウンロードも可能です。
    ファイル名:30代40代女性のライフスタイルに関する調査レポート(第6回Ⅰ 『料理』について(ライフステージ別))