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Vol.110 お酒に関するアンケート

世の中では様々な種類のお酒が飲まれていますが、普段皆さんはどのお酒をよく飲んでいて、シーン毎に飲むお酒に変化はあるのでしょうか。
また、2017年6月に酒税法改正がありましたが、これをきっかけに飲むお酒の種類・量に変化はあったのでしょうか。
20代~60代男女のVモニターを対象にアンケートを行いました。

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調査概要

調査方法 webアンケート方式
調査対象 20代~60代男女(Vモニター)
アンケート参加者数 合計1,000人
男性500人(年代別: 20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
女性500人(年代別: 20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
調査日時 2017年7月21日(金)~7月24日(月)
調査機関 株式会社バルク

アンケート結果トピックス

  • 「とりあえず生!」

  • どのシーンでもビールが非常によく飲まれており、「クリスマス」「デート」「女子会」ではワイン系の『おしゃれ』なイメージのお酒が多くなることがわかりました。
    酒税法改正以降は「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」を飲む人が減り、「ビール」・「酎ハイ・サワー」を飲む人が増えそうです。

◆ 飲料ごとの飲用頻度

Q.あなたが以下の飲み物を飲む頻度をお知らせください。

【飲料ごとの飲用頻度】

飲料ごとの飲用頻度

各種飲料を飲む頻度を質問してみました。

週に2日以上の頻度で飲まれている飲料は、「お茶系飲料」が65.6%で最も高く、次いで「コーヒー・コーヒー飲料」が64.5%と高くなっており、次に高い「酒類(アルコール飲料)」と30ポイント近く差をつけています。

今回調べた飲料は、おおまかに『A:頻繁に飲まれている飲料』『B:頻繁には飲まれていないが、飲む人は一定数いる飲料』『C:一部の人しか飲まない飲料』の3つに大別できることがわかりました。

【酒類(アルコール飲料)の性年代別飲酒頻度】

酒類(アルコール飲料)の性年代別飲酒頻度

性年代別で飲酒頻度を見てみました。

男女別で比べると、女性より男性の方がお酒を飲む人が多く、頻度も高くなっています。
さらに年代で比べると、男性は年代が上がるにつれ飲酒頻度が増え、60代になると55%が週2回以上お酒を飲んでいます。女性は男性より緩やかではありますが、概ね年代が上の方が飲酒頻度が高い傾向が窺えます。

酒類ごとのイメージ

Q.次のお酒に当てはまるイメージをお知らせください。

【各お酒に対するイメージ比較】(n=1,000)

各お酒に対するイメージ比較

各お酒のイメージについてコレスポンデンス分析を行い、「お酒の種類」と『イメージ』の関係を図で表してみました。

「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」「酎ハイ・サワー」「ビール」「ノンアルコールビール」は、『値段が安い』『どこにでも置いてある』等【カジュアル】なイメージが強いです。
「カクテル」「スパークリングワイン」「赤ワイン」「白ワイン」は『おしゃれ』『かわいい』等【おしゃれ】なイメージが強いです。 「焼酎(酎ハイ・サワー以外)」は『オヤジくさい』等【アダルト】なイメージが強いです。
「ブランデー」「ウイスキー」「日本酒」は『高級感がある』『大人っぽい』等【ラグジュアリー】なイメージが強いです。

シーン別飲みたいお酒と重視する点

Q.次のようなシーンであなたが飲みたいと思うお酒をお知らせください。
Q.次のシーンで飲むお酒を選ぶときに重要なのはどのようなことですか。

【シーン別飲みたいお酒】

シーン別飲みたいお酒

シーン別で飲みたいお酒を聞いてみました。

シーン別で飲みたいお酒では、「お正月」以外の全シーンで『ビール』が最も高くなっています。
「お正月」だけは傾向が異なり、『ビール』は42.6%とやはり高いですが、最も高いのは『日本酒』の43.2%となっています。

「風呂上がり」「お花見」「バーベキュー」は『酎ハイ・サワー』『ビール』等イメージ比較で【カジュアル】に分類されるお酒が高く、「クリスマス」「デート」「女子会」は『白ワイン』『赤ワイン』等【おしゃれ】に分類されるお酒が高くなっています。

【シーン別お酒を選ぶ際に重視する点】

シーン別お酒を選ぶ際に重視する点

シーン別でお酒を選ぶ際に重視する点を聞いてみました。

「お花見」「クリスマス」等、季節に関係するシーンでは『雰囲気が出る』が高くなり、「男子会」「職場の飲み会」等、飲み会のシーンでは『盛り上がる』が高くなっています。

酒税法改正の影響

Q.あなたは、2017年6月より酒税法が改正され、主にビール・発泡酒・第3のビール(新ジャンル)の価格に変動があったことをご存知でしたか。
Q.2017年6月の酒税法改正以降のお酒を飲む量について、今後どう変化すると思いますか。

【飲酒頻度別 酒税法改正認知度】

飲酒頻度別 酒税法改正認知度

飲酒頻度別に酒税法改正の認知度を聞いてみました。

2017年6月の酒税法改正の認知度は、全体では「酒税法改正を知っていた」が54.7%、「酒税法改正を知らなかった」が45.3%となっており、わずかに知っている人の方が多いです。
また、認知度は飲酒頻度が高くなるにつれて高くなっています。

【酒税法改正以降の酒量の変化】
(母数は数年に1度以上飲酒をし、酒税法改正を知っていた人)

酒税法改正以降の酒量の変化

※「増える計」は、「かなり増える」「少し増える」の合計値
※「減る計」は、「かなり減る」「少し減る」の合計値

酒税法改正以降の酒量の変化

2016年6月の酒税法改正以降の酒量の変化について聞いてみました。

ほとんどのお酒が『変わらない』なか、「ビール」の増える(『かなり増える』+『少し増える』)割合が12.5%、減る(『かなり減る』+『少し減る』)割合が10.2%、「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」の減る(『かなり減る』+『少し減る』)割合が15.4%と他のお酒より大きな変化が出ていました。

次に最もよく飲むお酒が「ビール」・「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」と答えた人の回答に注目してみました。

最もよく飲むお酒が「ビール」と答えた人の酒量の変化を見てみると、減る(『かなり減る』+『少し減る』)割合は「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」(17.3%)が高くなっており、反対に増える(『かなり増える』+『少し増える』)割合は「ビール」(13.0%)が最も高く、次いで「酎ハイ・サワー」(7.4%)が高くなっています。

最もよく飲むお酒が「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」と答えた人の酒量の変化を見てみると、減る(『かなり減る』+『少し減る』)割合は「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」(15.5%)、「ビール」(10.9%)の順に高くなっており、反対に増える(『かなり増える』+『少し増える』)割合は「ビール」(17.3%)が最も高く、次いで「酎ハイ・サワー」(11.8%)が高くなっています。

また、すべてのお酒において「ビール」を最もよく飲む人より「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」を最もよく飲む人の方が、増加も減少も大きくなっています。
 
酒税法改正以降は「発泡酒・第3のビール(新ジャンル)」を飲む人が減り、「ビール」「酎ハイ・サワー」を飲む人が増えそうです。

お酒にまつわる失敗談

Q.あなたの印象に残っている、お酒にまつわる失敗談はありますか。
どんなことでも結構ですので、ご自由にご記入ください。

【飲酒頻度によるお酒での失敗有無】

飲酒頻度によるお酒での失敗有無


【お酒にまつわる失敗(TOP15)】

お酒にまつわる失敗(TOP15)

お酒にまつわる失敗談について伺ってみたところ、失敗の有無に関しては飲酒頻度が上がるにつれて失敗をしたことがある人も増えており、「酒類を週2回以上飲む」と回答した人は45.4%と半数近くが失敗経験がありました。

失敗の中では「記憶をなくした」が16.6%で最も高く、次いで「吐いてしまった」が13.3%で続いています。

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