新商品・新サービスに関するアンケート ~第1回 グランピング編~調査結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.99 新商品・新サービスに関するアンケート
~第1回 グランピング編~

社会の変化、ライフスタイルの変化に伴い、新しい商品やサービスが続々と展開されています。
スマホやSNSの普及に伴い、そうのような情報を得る機会は年々増えているのではないでしょうか。
では、気になる新しい商品やサービスへの消費者の実際の反応はどのようなものなのでしょうか。
今回は「グランピング」を取り上げ、アンケートを実施しました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 20代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計1,000人
男性500人(年代別: 20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
女性500人(年代別: 20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
調査日時 2016年7月1日(金)~7月5日(火)
調査機関 株式会社バルク

アンケート結果トピックス

    • 【グランピング】 サービス内容を知ってもらえば需要の増加が期待できる。
    • 「グランピング」の認知度は、11.9%に留まっていますが、サービス内容を説明し、評価を得たところ、興味や利用意向が高い結果となっています。

グランピングの認知度

Q.あなたは、「グランピング」を知っていますか。

【グランピングの認知度】

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【認知率_男女年齢別比較 】

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【グランピング】の認知について尋ねました。

11.9%が「知っている」(「内容を知っている」+「聞いたことはあるが、内容はよく知らない」)と回答し、そのなかでも「内容を知っている」と回答したのは6.0%でした。

男女別に見てみると、いずれの年代においても男性より女性の認知が高い結果となりました。
男女とも特に30代での認知が高く、男性で16.0%、女性で20.0%となりました。

グランピングに対する評価

Q.「グランピング」の説明をお読みになって、以下の項目にあげるような印象をお持ちになりましたか。

 ~グランピングとは~
 高級ホテル並みのサービスが受けられる施設で、快適に大自然を楽しむことができるキャンプ。
 自分でテントを張ったりする必要もなく、気軽に贅沢なキャンプを楽しむことができる。


【グランピングの評価7項目(「そう思う」TOP2BOX) 】

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【グランピング】の説明文を提示し、評価を尋ねました。

評価が高かったのは『他にないサービスである』(30.8%)、『興味が持てる』(26.3%)の項目となりました。

【 グランピングの評価7項目(「そう思う」TOP2BOX)_認知度別比較 】

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【利用してみたい_男女年齢別比較 】

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グランピングの「内容を知っている」人の『調べてみたい』、『利用してみたい』、『自分のニーズに合っている』は、いずれも全体値と比較して6割近くの差が見られました。認知者には非常に高く評価されているサービスと言えます。

男女年代別に比較をすると、『利用してみたい』の割合は男女とも20代から50代にかけて2~3割程度であるのに対し、60代は1割と低い結果となりました。また、各年代とも女性の方が高くなっています。

「利用してみたい」と思う理由

Q.「グランピング」を【利用してみたい】と思う理由を教えてください。

【グランピング】を『利用してみたい』(「とてもそう思う」+「ややそう思う」)人にその理由を尋ねると、以下のような内容が挙げられました。

~グランピングの 情緒的価値~
  • 楽しそうだから
  • 贅沢な気分になりそう
  • リフレッシュできそう
  • 気分が癒されそう

~ グランピングの機能的価値~
  • キャンプはしてみたいが自分で色々用意するのは嫌なので
  • キャンプが好きだったが、最近は面倒になってきた
  • 自然を楽しみつつ、リゾートとしての贅沢も味わえるところに魅力を感じたから
  • 清潔そう
  • 手軽に利用できそう

グランピングの総合評価指標

【グランピングの総合評価指標】

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   ①関心熱 : 認知者の関心の強さを示す指標
   ②話題性 : 認知者がSNSで話題にしたいと感じているかを示す指標
   ③拡散性 : 認知者以外への拡がりが期待できるかを示す指標
   ④情報検索 : 認知者以外が検索などにより調べたいと感じているかを示す指標


グランピングは、総合評価指標の中で、「話題性」指標が高く、ソーシャルメディアへの投稿による情報伝播が期待できるとともに、「拡散性」指標が高いことから、潜在的な顧客層を持っており、今後の需要拡大が期待できます。

一方で、未利用理由として、「料金が高そう」という意見が多いことから、価格水準が影響するとともに、手軽にキャンプを楽しめることがユーザーメリットであることから、施設への「アクセスの良さ」や「予約のしやすさ」などライト感覚で利用できるかどうかといった点も普及・浸透の鍵となりそうです。