シニア世代のライフスタイルに関する調査結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.98 シニア世代のライフスタイルに関する調査

シニア市場と言われる50歳から79歳までの人口は現在約4,800万人(2015年10月)で、総人口の38%を占めるボリュームゾーンとなっています。
この世代の市場は、規模の大きさ、すそ野の広さから、多くの産業が注目しており、ここでの事業拡大がキーファクターとなることが多くなっています。
弊社ではこのようなシニア市場に注目し、バルクとしての定義とセグメントにもとづいて、シニア世代のライフスタイルを把握するアンケートを実施しました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 50代~70代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計2,021人
調査日時 2016年2月8日(月)~2月12日(金)
調査機関 株式会社バルク

シニア世代の定義とセグメント

弊社では、シニア世代を50歳から79歳と定義し、定年退職という大きなライフステージの変化をベースに下記のような3つのステージでシニア世代をセグメントしています。

◆50代「プレ年金世代」:子どもの独立など生活スタイルの変化が始まり老後の生活を意識し始める
◆60代前半「定年世代」:定年退職により生活スタイルが大きく変化する
◆60代後半から70代「年金世代」:生活スタイルは安定するが、消費活動は個人差が大きくなる

回答者属性(性年代構成比)

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シニアの健康意識と食生活について

Q.あなたは、ご自分が健康だと感じていますか。

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男女とも、5~6割が、自分は「健康である」と感じており、年齢が上がるにつれて、自分が「健康である」と感じる人の比率が増える傾向がありました。

Q.普段の食事や食生活に関する以下の項目について、あなたはどの程度あてはまりますか。

※数字は「当てはまる」と「やや当てはまる」の合計

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「栄養のバランスに気を配る」「3食規則正しく食べる」「安全な食品を選ぶ」といった健康的な食生活を心がける意識は男性では定年世代から、女性ではプレ年金世代から強くなっています。

シニアの住宅改築・リフォーム意向について

Q. あなたは現在のお住まいの改築やリフォームをお考えですか。(持家所有者のみ)

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男女とも、「プレ年金世代」では「具体的に検討している」と「時期はわからないが、いつかは実施したいと思っている」をあわせ持家所有者のうち、約半数が改築・リフォームの意向があり、収入の多いこの世代に改築・リフォーム意向が高くなっています。
改築やリフォームを「すでに実施したので、今は考えていない」という人は、男女とも「プレ年金世代」の50代前半から50代後半にかけて大きく増えています。
また、女性では60代後半から70代にかけても大きく増えており、この時期に改築・リフォームを実施する人が多いと思われます。

本調査では、以下の項目についても調査を行っており、報告書の形で公開しています。
ご興味のある方はダウンロードください。

◆世代別の属性について(有職率、家族形態、収入、資産、住居形態など)
◆変化の意識について(家計のゆとり、時間のゆとり、健康意識)
◆ライフイベントについて(子供の独立、退職、住宅ローンの返済など)
◆食生活と健康について(サプリメント摂取状況、健康のためにかける金額など)
◆住居について(現在の住居への不満、改築・リフォーム意向、住み替え・移住意向など)