調査日時:2015年8月13日(木)~8月17日(月)
美容・健康
働く人の悩みの一つである肩こり。そんな肩こりに対しての治療法ってたくさんありますよね。
肩たたきをしたり、湿布を貼ったり、接骨院に行ったり・・・。
では、世の中の人はどのくらいの人が肩こりを経験しているのでしょうか。
経験したことがある人はどのような治療をしているのでしょう。はたまた何もしていないのでしょうか。
今回は20代~60代のバルクルーメンバーに、「肩こり」についてお聞きしました。
※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。
調査概要
調査方法 |
Webアンケート方式 |
調査対象 |
20代~60代男女(バルクルーメンバー) |
アンケート参加者数 |
合計1,081人
男性523人(年代別内訳: 20代/111、30代/113、40代/92、50代/99、60代/108)
女性558人(年代別内訳: 20代/112、30代/104、40代/120、50代/109、60代/113) |
調査日時 |
2015年8月13日(木)~8月17日(月) |
調査機関 |
株式会社バルク |

アンケート結果トピックス
- 肩こりを感じたことがある人は、約7割!
肩こりを感じたことがある人は、67.8%。
そのうち約4割は、肩こりを感じている期間が1年以上で、慢性化している方もいらっしゃるようです。
また、「首痛」48.6%、「頭痛」38.5%、「目の疲れ」38.2%など、肩こりに伴った症状を感じている人も多数いらっしゃいました。
- まずはお金をかけない対処法で・・・
肩こりに対する対処法として、「ストレッチ」が一番多く41.1%。次いで「お風呂」が32.7%、「市販の湿布剤・塗り薬」30.8%となっています。「接骨院」や「マッサージ店」などは1割台、「病院」になると、1割未満(6.1%)でした。
- 肩こり対処法の効果のほどは?!
肩こりに対して、何かしら対処法をしている方で、効果を実感できている人は、55.7%。
対処法別で見ても、一番効果を実感できている「病院」が57.8%。対処をしないよりはした方がよいのだろうけど、結果は5分5分?!
肩こりの有無
肩こりを感じたことがある人は、全体の約7割、という結果になっていました。
果たしてこの結果は・・・、多い?少ない?
設問1:あなたは、肩こりだと感じたことはありますか。
【肩こり経験の有無 性年代別グラフ】

肩こりの経験有無について尋ねました。
肩こりを感じたことが「ある」人は、全体では67.8%となっており、肩こり経験者は約7割、という結果になりました。
性年代別で見ると、男性より女性の方が肩こりを感じたことがある人が多くなっており、女性はどの年代も7割以上が「ある」と答えております。そのうち、30代・50代の女性は、8割以上と高い割合になっています。
一方男性は、一番「ある」の割合が高いのは50代男性で、それでも7割を切っており(67.7%)、20代男性になると、4割強(43.2%)と低くなっています。
設問2:あなたが、直近で肩こりだと感じていた期間の長さはどのくらいですか。(一番近いものをひとつだけ)
【肩こりだと感じていた期間 性年代別グラフ】

肩こりを感じたことがある人に、直近で、肩こりだと感じていた期間の長さを尋ねたところ、全体で一番多いのは「1週間未満」(38.3%)、次いで「1年以上」(37.8%)となっています。この2つで約4割ずつを占めており、肩こりを感じている期間は、短期間の人と、 慢性的な人と二分している傾向が見られます。
性年代別で見ると、男性30代・40代、女性30代~50代は、「1年以上」がいずれも4割以上を占めており、慢性的肩こりの人が他の年代よりやや多くなっています。
設問6:あなたは、肩こりにならないよう何か工夫をしていますか。
【肩こりにならない工夫 性年代別グラフ】

肩こりを感じたことがない人に、肩こりにならないように何か工夫をしているかどうか尋ねたところ、実に97.1%の人が、何もしていない(「工夫していない」)という回答をしていました。肩こりを感じたことがない人は、肩こりについて特別何かをする必要はないと考えているのでしょうか。
性年代別で見た時に、唯一60代女性のみ、約1割(14.3%)が「工夫している」と回答していました。
肩こりの症状と対処法
肩こりが辛いのは、症状が肩こりだけではなくて、首痛や頭痛などにも及ぶこと。肩こり経験者の多くは感じていることかと思います。
しかし、症状に悩んでいても、実際に行っている対処法は、手近で安上がりな方法が多いようです。
設問3:あなたが、肩こりとともに感じた・起きた症状などはありましたか。(いくつでも)
【肩こりとともに起きた症状 性年代別グラフ】

肩こりとともに起きた症状について尋ねました。
一番多かった症状は「首痛」で48.6%、約半数が感じていました。次いで「頭痛」(38.5%)、「目の疲れ」(38.2%)がいずれも4割前後となっていました。「肩こりのほかに症状はなかった」人も、27.0%いました。
性年代別で見ると、概ね女性の方が肩こり以外の症状を多く感じており、特に30代以上の女性は同年代の男性に比べて、「首痛」や「頭痛」を感じる割合が、10~20ポイント前後高くなっていました。
設問4:あなたは、肩こりに関してどのような対処をしていましたか。またはしていますか。(いくつでも)
【肩こりへの対処法 性年代別グラフ】

肩こりを感じたことがある人に、肩こりに対する対処法を尋ねたところ、「ストレッチ」が一番多く41.1%、「お風呂」32.7%、「市販の湿布剤・塗り薬」30.8%が続いています。一方で、「何も対処していない」も23.6%と、2割を超えています。あまりお金をかけない、手間もかけない人が多いようです。
性年代別で見ると、20代男性は「お風呂」(37.5%)、30代男性は「マッサージ店」(20.0%)、50代男性は「市販の湿布剤・塗り薬」(35.8%)が、他の年代と比較すると高くなっています。また、「マッサージ店」、「市販の湿布剤・塗り薬」については、同年代の女性も同様に高くなっています。
(※)肩こりの対処法の選択肢は、上記グラフ内では省略表示。実際の選択肢は、下記のとおり。
ストレッチ:「ストレッチをする」/お風呂:「お風呂に入る」/市販の湿布剤・塗り薬:「市販の湿布剤・塗り薬などを使う」/独自にマッサージ:「独自にマッサージを行う」/接骨院等:「接骨院・整体院・針灸院などへ行く」/マッサージ店:「マッサージ店などへ行く」/磁気入りグッズ:「肩こりに効く磁気入りのネックレスやシールを使う 例)ピップ/ファイテンなど」/市販の内服薬・漢方薬:「市販の内服薬・漢方薬などを使う」/ビタミンB・E摂取:「ビタミンBやビタミンEを摂取する 例)レバー/ホウレンソウなど」/病院:「病院へ行く」
(※)「その他」はn数僅少のため、割愛。
肩こり対処法の効果は?
肩こりに対して、皆さんいろいろ対処はしているようですが、効果の実感しているのは、半分強の方々のようです。
手近で安上がりな方法を選んでしまう心境はわかりますが、やはり素直に、病院へ行った方が治りが早い?!かも。
設問5:あなたの行った対処に関して、効果を実感できていましたか。または実感できていますか。
【肩こり対処法の効果実感 性年代別グラフ】

肩こりに対して、何らかの対処を行った人に、その効果を実感できたかどうかを尋ねました。
全体では、55.7%の人が「効果を実感できていた・実感できている」と回答していました。
性年代別で見ると、40代男性の7割以上(75.6%)が「効果を実感できていた・実感できている」と回答しており、一番高くなっていました。一方、60代男性は、「効果を実感できていた・実感できている」の割合が45.7%と唯一5割を切っており、男性は年代の差が見られました。
【肩こり対処法の効果実感 対処法別グラフ】

今度は、肩こりに行った対処法別に、効果の実感を尋ねました。上記グラフは、行った対処法の多い順に並べています。
各対処法で効果の実感の大きな差は見られず、『ビタミンB・E摂取』(41.2%)、『磁気入りグッズ』(46.1%)が4割台、とやや低くなっていました。
(※)肩こりの対処法の選択肢は、上記グラフ内では省略表示。実際の選択肢は、下記のとおり。
ストレッチ:「ストレッチをする」/お風呂:「お風呂に入る」/市販の湿布剤・塗り薬:「市販の湿布剤・塗り薬などを使う」/独自にマッサージ:「独自にマッサージを行う」/接骨院等:「接骨院・整体院・針灸院などへ行く」/マッサージ店:「マッサージ店などへ行く」/磁気入りグッズ:「肩こりに効く磁気入りのネックレスやシールを使う 例)ピップ/ファイテンなど」/市販の内服薬・漢方薬:「市販の内服薬・漢方薬などを使う」/ビタミンB・E摂取:「ビタミンBやビタミンEを摂取する 例)レバー/ホウレンソウなど」/病院:「病院へ行く」
(※)『その他』はn数僅少のため、参考値扱い。
設問7:あなたは、もしも自分が頭痛やめまいを伴った肩こりに襲われた場合、大事であると思う対処は何ですか。(上位3つまで) ※順位は問いません。
【肩こりに大事だと思う対処法 性年代別グラフ】

全員の方に、もしも頭痛やめまいを伴う肩こりに襲われたときに、大事だと思う対処法は何か尋ねました。全体では、『病院』が一番多く36.2%、『ストレッチ』(24.6%)、『お風呂』(18.8%)が続きます。
『ストレッチ』や『お風呂』が上位なのは、実際に行っている対処法と同じですが、本当は『病院』に行った方がいいのだろうなぁ、と思いつつ、実際は行っていない(行けていない)という実情が垣間見られる結果となっていました。
性年代別で見ると、60代、とくに60代女性の『病院』の割合が66.4%、と突出して高くなっていました。また、20代男性は『大事だと思う対処はない』が42.3%と、他の年代より高くなっていました。
(※)肩こりの対処法の選択肢は、上記表内では省略表示。実際の選択肢は、前述のグラフと同じ。
(※)『その他』はn数僅少のため、割愛。
肩こり体験談とお勧めの対処法
最後に、肩こりの人へのお勧め対処法と、肩こりに関するエピソードをお聞きしました。
お勧め対処法の1位は、やはり「病院」。逆に、「分からないので教えてほしい」というご意見もありました。
肩こりに関するエピソードは、圧倒的に女性の方がたくさんお持ちでした。肩こり経験者が女性の方が多かったことでもうなずけます。
設問8: もしもあなたの身の回りに、肩こりを感じている人がいた時、あなたはどのようなことをお勧めしますか。
設問10: あなたがお持ちのエピソードについて、差し支えのない範囲でお書きください。
【 人に勧める肩こり対処法 上位9傑 】
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- <1位> 病院 150件
- <2位> 湿布剤等、市販薬(飲み薬含む) 114件
- <3位> マッサージ・揉む 109件
- <4位> ストレッチ 107件
- <5位> 運動・体操 58件
- <6位> 整体・接骨院 46件
- <6位> お風呂・温泉 45件
- <8位> 休む・寝る 23件
- <9位> 温める 14件
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【 人に勧める肩こり対処法 その他 】
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- 私の肩はこらない肩だ。と言い聞かせさせる。(28歳、男性)
- がまん (58歳、男性)
- 肩たたきはしないように言う (34歳、男性)
- 視力の調整 (52歳、男性)
- 自然に治るのを待つ (42歳、女性)
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【 肩こりの苦労話・実体験 】
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- 家族に声をかけられたが首で振り向くことができず体ごと向きを変える動作をしなければならなかった。 顔をあげてうがいができなかった。(67歳、女性)
- 病院でレントゲンを撮ったら腕が上がらない原因の一つとして首の骨が普通の人の骨の形と違うこと(奇形)であることが分かりました。(43歳、女性)
- 背中が洗えない。(44歳、男性)
- 肩凝りが悪化して、一時期手を上げられなくなった。電車のつり革につかまれなくて、電車が揺れた時に座っているお爺さんのハゲ頭に手がついてしまった。(55歳、女性)
- こりで肩が盛り上がっている。(36歳、女性)
- 肩が痛く、首を動かせない。 また仕事でパソコンを使うが長時間使えない。 市販薬で対応をしているが、においが気になって、周りの人ににおいが気付かれないかどうかが気になる。(37歳、女性)
- 肩こりのおかげでぶつけた時の痛みを感じなかった。(32歳、女性)
- ただの肩こりと最初は思っていたが その後いろんな症状が出てきて痛みもあり重病かも、と不安になった。 不安を抱えたまま数か月、意を決して病院へ行ったら やはりただの肩こりだと言われ一気に症状が消えた。 重症の肩こりでも医師の一言で治るのだと思った。(52歳、女性)
- 肩こりが慢性化していてその硬さに医師に驚かれた。(55歳、女性)
- 肩凝りが激しく疲れが取れないので、マッサージに行ったら2時間の施術が必要と言われ、マッサージも大変痛かった。そして、揉み返しを起こした。(48歳、男性)
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今回は、身近な悩みである、肩こりについて調査しました。
私自身が、最近接骨院に通っており、とても気になっておりました。
肩こり経験のある人にお話をうかがうと、「肩こりで吐き気や嘔吐感を感じる」という人もいらっしゃいました。
肩こりは症状がひどくなれば、それだけ危険なものなのでしょう。
皆さんも、肩こりで苦しむことのがないように、上記のお勧め対処法も参考にして、今のうちに対策を講じてみてはいかがでしょうか。