調査日時:2014年2月27日(木)~2月28(金)
食品・飲料
このところスーパーでは、以前よりティーバッグタイプのお茶の売り場に紅茶だけでなく、様々な種類のお茶が増えているように感じます。
季節に関わらず、温かい飲み物を飲む機会が増えるという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、20代~60代のバルクルーメンバーに、お茶の飲用実態について、
中でも、自宅でのティーバッグタイプ(紐付き)の利用に着目して聞いてみました。
※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。
調査概要
調査方法 |
Webアンケート方式 |
調査対象 |
20代~60代男女(バルクルーメンバー) |
アンケート参加者数 |
合計1,087人
男性535人(年代別内訳: 20代/105、30代/110、40代/106、50代/104、60代/110)
女性552人(年代別内訳: 20代/110、30代/113、40代/106、50代/113、60代/110) |
調査日時 |
2014年2月27日(木)~2月28(金) |
調査機関 |
株式会社バルク |

アンケート結果トピックス
- 女性は約半数がティーバッグタイプ(紐付き)のお茶の利用者!!!
自宅でお茶を飲む人の中で、ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶の利用者を男女別にみると、女性の利用はほぼ半数(48.2%)になりました。
女性に比べ男性は少なく、約3割に留まりました。
- 間食の時には「紅茶」、のんびりタイムには「ジャスミンティ」!?
1日の中でも、お茶によって飲み分けがされているようです。
「紅茶」は間食や昼間ののんびりする時に飲まれていて、5割を超えています。
「ジャスミンティ」は昼夜問わずのんびりする時に飲まれているようです。
- ティーバッグタイプ(紐付き)のポイントは手軽さ!
ティーバッグ(紐付き)を使う理由は、「茶こしをつかわなくていいから手軽」が約8割、
使わない理由は「割高」で約3割となりました。
自宅でのお茶の飲用実態について
家で最も多く飲まれているものは、「コーヒー」で71.1%となりました。
「紅茶」は男女差が大きく、15.8ポイントの差で女性の方が多く飲んでいる結果となっています。
また、「紅茶」を飲む際の形態は、『ティーバッグタイプ(紐付き)』が最も高く、65.5%となりました。
設問1:あなたは家で何を飲みますか。
【自宅での飲み物の種類 性別グラフ】

自宅で何を飲むか尋ねたところ、「コーヒー」が最も多く71.1%、ついで「緑茶」が68.5%、「水」が59.3%となりました。
男女別にみると、「緑茶」以外のお茶類(「紅茶」「麦茶」「ウーロン茶」「ほうじ茶」「玄米茶」「ルイボスティ」「その他お茶」)は男性に比べ、女性の方が多く飲まれているという結果となりました。
最も男女差が大きかったのは「紅茶」で、15.8ポイントの差がありました。
設問2:ご自宅でお茶類を飲むと答えた方に伺います。そのお茶は、どのような形態ですか。
【自宅で飲むお茶の形態 ランキング表】

自宅でお茶を飲む、と答えた方に、お茶の形態を尋ねたところ、ほとんどの種類のお茶で「茶葉」が上位に入っており、特に、『緑茶』『ほうじ茶』は、7割前後が「茶葉」となっています(それぞれ、74.9%、66.9%)。
一方、『ウーロン茶』では「ペットボトル」が63.7%、『紅茶』では「ティーバッグタイプ(紐付き)」が65.5%で最も高くなるなど、お茶の種類によって、好まれる形態が異なる結果となっていました。
また、『麦茶』は「紙パック」(30.8%)、「ティーバッグタイプ(紐なし)」(29.6%)、「ペットボトル」(29.4%)、「茶葉」(28.8%)がいずれも3割前後で、いろいろな形態で飲まれていることがわかりました。
【ティーバッグタイプ(紐付き)利用率 性年代別グラフ】

お茶類を飲む、と回答した方に、今回着目した「ティーバッグタイプ(紐付き)」の利用状況を尋ねました。
どの年代においても男性に比べ女性の利用率が高い結果となりました。
年代別で見ると、男性では「40代」が最も高く、37.2%となりました。女性では「50代」が最も高く、57.5%となっています。
男女差は「50代」が最も大きく、27ポイント差となっていました。
お茶の飲用頻度と飲むタイミングについて
自宅で紐付きティーバッグを利用している人に、夏/冬それぞれの飲用頻度を尋ねたところ、いずれのお茶も夏より冬の方が頻度が上がる結果となりました。
その中で『緑茶』の「夏」と「冬」の差が最も大きく13.8ポイントとなりました。
また、飲用場面によって多く飲まれるお茶の種類が違い、時間やタイミングによって飲み分けていることが窺える結果となっていました。
設問3:夏に、あなたはお茶をどのくらいの頻度でお飲みになりますか。
設問4:冬に、あなたはお茶をどのくらいの頻度でお飲みになりますか。
【お茶の種類別飲用頻度 季節比較表】

自宅で紐付きティーバッグを利用しているお茶の中で、n数が30以上のものを取り上げ、夏/冬の飲用頻度を比較しました。
『緑茶』『ほうじ茶』『紅茶』『ジャスミンティ』『ローズヒップ』全てにおいて、「週に3日以上」の割合は夏より冬の方が高いという結果となりました。中でも、『緑茶』の「週3日以上」の差が最も大きく13.8ポイント差となりました。
『紅茶』『ジャスミンティ』『ローズヒップ』に関しては、『緑茶』『ほうじ茶』より「週に3日以上」の割合は低い結果となりました。ただ、『紅茶』『ローズヒップ』は「週に1~2日程度」の割合は高く、生活には定着していることが窺えます。
1人あたりの飲用日数を半年平均で見た場合も、夏と冬の差が最も大きいのは『緑茶』となっており、 その差は9.7日となっています。
※1人あたりの平均飲用日数(半年)・・・平均飲用日数は、各頻度の日数を半年分の日数(下記の日数)に置き換え、各頻度のn数を掛けたものを、全体のn数で割ることにより算出しています。
「週に3日以上」・・・78日、「週に1~2日程度」・・・26日、「2週間に1回程度」・・・13日、
「月に1回程度」・・・6日、「3ヶ月に1回程度」・・・3日
設問5:あなたがお茶を飲むのはどのような時ですか。
【お茶の飲用のタイミング お茶の種類別グラフ】

自宅で紐付きティーバッグを利用している人の飲用のタイミングを尋ねました。
※グラフ、表はn数30以上のものに絞って表示。
『緑茶』は、他の飲み物より「朝食の時」「昼食の時」「夕食の時」「食事の後」の割合が高くなっていました。
中でも「昼食の時」は54.0%で、他のお茶と比べて高い結果となりました。
『ジャスミンティ』『ローズヒップ』は「のんびりする時」(昼間・夜)で高くなり、50%を超える結果となりました。
『紅茶』は食事の時には低く、朝・昼・夜3食とも30%以下となりました。中でも「夕食の時」が低く、8.2%となりました。
また、「のんびりする時(昼間)」54.4%、「間食の時」52.0%は半数を超える一方、「のんびりする時(夜)」では39.2%となり、「夕食の時」の結果からも、昼間に比べ夜は飲用を控える傾向があることが窺えます。
飲用理由と購入場所について
家でティーバッグタイプ(紐付き)のお茶を飲む理由は、「リラックスするため」が最も高くなりました。そして、購入する場所は、「スーパー」が最も高く、9割を超えています。
また、ティーバッグ(紐付き)の利用者/非利用者にそれぞれ、使う理由/使わない理由を尋ねたところ、使う理由は、「茶こしをつかわないから手軽」(78.9%)、使わない理由は「割高」(28.0%)となっていました。
設問6:あなたはお茶を飲む時、どのような理由でお飲みになりますか。
【お茶の飲用理由 性別グラフ】

自宅でティーバッグ(紐付き)でお茶を飲む人に、お茶を飲む理由を尋ねたところ、「リラックスするため」が最も高く69.9%となりました。次いで「味が好きなため」が57.4%、「水分補給のため」が46.1%となりました。
男女別にみたところ、「リラックスするため」、「美容のため」で多少女性の割合が高くなっていましたが、大きな差は見られませんでした。
設問7:あなたはティーバッグタイプ(紐付き)を、どちらで購入されますか。
【ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶の購入場所 家族構成別グラフ】

自宅でティーバッグ(紐付き)を利用する人が、ティーバッグ(紐付き)を購入する場所は、「スーパー」の割合が94.7%と突出して高い結果となりました。
家族構成別にみると、「専門店」は『一人暮らし』27.5%、「ドラッグストア」は『中学生以下の子供あり』27.3%が高くなっていました。
設問8:あなたがティーバッグタイプを利用する理由はどのようなものですか。
【ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶の利用/非利用の理由】

ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶の利用者に、ティーバッグを利用する理由を尋ねたところ、「茶こしをつかわないから手軽」が最も高く78.9%、次いで、「一杯分ずつ入れられるのが便利」が67.7%となっていました。ただし、茶こしは使わなくても、「洗い物が減って楽」ということにはそれほど繋がらないようです(「洗い物が減って楽」(31.6%))。
一方、ティーバッグ(紐付き)の非利用者に、ティーバッグを利用しない理由を尋ねたところ、「割高」が28.0%で最も高くなり、次いで「準備が面倒」が20.3%、「たくさんの量を一気には作れないのが不便」が18.8%となりました。
設問9:あなたがティーバッグタイプを利用しない理由はどのようなものですか。
【ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶を利用しない理由 家族構成別グラフ】

ティーバッグ(紐付き)の非利用者について、ティーバッグを利用しない理由を家族構成別にみると、『一人暮らし』では「準備が面倒」が最も高く38.8%、次いで「ゴミが出て邪魔」30.0%、「片づけが面倒」が28.8%となり、「割高」が一番高い全体や他の層とは異なる傾向が見られました。
『中学生以下の子供あり』では「割高」が最も高く28.8%、次いで、「たくさんの量を一気には作れないのが不便」22.4%となりました。『一人暮らし』や『夫婦のみ』と比較すると納得の結果です。
『夫婦のみ』では「割高」が32.3%で最も高く、次いで「味がおいしくない」27.7%が続いています。夫婦の場合は、美味しさもポイントのようです。
お茶のこだわりの飲み方について(自由回答)
ティーバッグ(紐付き)でのこだわりの飲み物の種類や飲み方など、お聞きしました。
好きなものを足して自分なりの味を創作をするなど、工夫をして飲まれてるいるようです。
設問10:ティーバッグタイプ(紐付き)のお茶のこだわりの飲み物・飲み方とその理由など、ご自由にお書きください。
【 ティーバッグ(紐付き)のこだわりの飲み物や飲み方 】
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- 冬は、就寝前に、ブランデーを入れた紅茶を飲んでいる(男性40代)
- 多くの種類を試しているので、多種類のティーバッグをよく購入する(男性20代)
- 特にこだわりがないからこそ紐付きティーバッグを使用しています。(男性30代)
- こだわりというほどではありませんが、2種類のお茶を使ってブレンドしたりすることはあります。(男性40代)
- 息子の嫁が紅茶好きなので遊びに来たとき飲みます。あとは、ケーキがあるときは紅茶が多いですね。(男性60代)
- 薔薇のジャムを入れる(女性20代)
- 寝る前に飲むと寝付けなくなるので、昼までに飲むようにしている(女性30代)
- ハーブティー系のものは、いくつかの種類をブレンドして入れてみたり、オレンジジュースなどで甘みを加えて飲んだりしています。(女性40代)
- カップは必ず温める(女性40代)
- チャイが好きです。今は生姜とシナモンを入れています。(女性40代)
- ホットで飲む時はダージリン。アイスで飲む時はアールグレイ。(女性50代)
- 美容のためローズヒップを夜多めに飲んでいる(女性50代)
- 寝る前にはカフェインレスのカモミールティーを飲む。夏場暑い時にすっきりしたい時に、ローズヒップを冷やしたものを飲む。(女性50代)
- 冬にのどの具合が悪く、咳がでるときなどは、蜂蜜かりんを入れて飲んでいる。(女性50代)
- 胃がもたれた時にペパーミントは飲みます、ローズヒップは風邪ひきそうなときに飲み、のどが痛い時はかりんを付け込んだ蜂蜜を少量入れて飲みます(女性60代)
- ダイエットのためにルイボスティをのむ(女性60代)
- インフルエンザ予防のため紅茶は、毎日飲みます。(女性60代)
- 毎朝、生姜とはちみつを入れて飲む。冷え症なので、体を温めたいから。(女性60代)
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近年、スーパーのお茶の売り場は、様々な形態で様々な種類のお茶が売られるようになりました。
忙しい生活の中で手軽にお茶を楽しむ需要が増えている証拠なのかもしれません。
今回の調査では、飲み物の種類によって好まれる形態(茶葉、ペットボトル、ティーバッグ、粉末など)が違うことや、飲む場面によってお茶の種類を変えて楽しまれているということがわかりました。
また、自由回答では、健康や美容、ライフスタイルに合わせて飲み方やお茶の種類を工夫して楽しむ実態を垣間見ることが出来ました。
ただ水分を摂る意味だけではなく、効能を気にしたり、食材をプラスした工夫をして楽しみたいと改めて感じました。