調査日時:2013年1月31日(木)~2月6日(水)
商品・グッズ
ビジネスやフォーマルなど、様々なシーンで活躍するスーツ。最近では価格やデザイン、素材など、多種多様なニーズに応えるべく様々なブランドのお店が増えています。
仕事で毎日のように着ている方もいれば、たまにしか着ない、はたまた全く着る機会が無いなんて方もいるかと思います。
そこで今回は、10代~60代のバルクルーメンバーに、「スーツ」について聞いてみました。
※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。
調査概要
調査方法 |
Webアンケート方式 |
調査対象 |
ビジネスやフォーマルなど、様々なシーンで活躍するスーツ。最近では価格やデザイン、素材など、多種多様なニーズに応えるべく様々なブランドのお店が増えています。
仕事で毎日のように着ている方もいれば、たまにしか着ない、はたまた全く着る機会が無いなんて方もいるかと思います。
そこで今回は、10代~60代のバルクルーメンバーに、「スーツ」について聞いてみました。
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アンケート参加者数 |
合計1,116人
男性554人(年代別内訳: 10代/54、20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
女性562人(年代別内訳: 10代/62、20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100) |
調査日時 |
2013年1月31日(木)~2月6日(水)
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調査機関 |
株式会社バルク |

アンケート結果トピックス
- 男性は「紳士服専門店」、女性は「デパート・百貨店」と購入店舗が男女で真っ二つに!!
スーツをどこで買うかについて、男性は76.6%が「紳士服専門店」で購入しているのに対し、女性は「デパート・百貨店」での購入が48.6%で最も多く、男女間で大きな差が見られました。
- 購入しているスーツの価格帯は、15,001~20,000円が最も多い!!
購入しているスーツの価格帯は、15,001~20,000円が最も多い!!
- 役職者はスーツにも高いこだわり!?
職種別にスーツの購入額を見ると、平均額、最高額共に「管理職」が高い結果となりました。
平均額は半数が「40,001円以上」、最高額は3割が「100,001円以上」としており、
スーツの「質」にも高いこだわりがあることが考えられます。
スーツの購入先について
「スーツを購入したことがある」という割合は約8割となりました。年代別では40代が最も高い割合となっています。職種によっても購入数に違いがあることがわかりました。
購入先は「紳士服専門店」が最も多く、次いで「デパート・百貨店」、「総合スーパー」と続いています。また「紳士服専門店」は男性が利用する割合が約8割と突出して高くなっています。
設問1:あなたはご自身で購入されたスーツを何着お持ちですか。
【スーツ購入数 性別・年代別グラフ】

スーツの購入数は「3~5着」の割合が33.4%で最も高くなりました。次いで「購入したことはない」(18.1%)、「2着」(17.7%)と続いています。
トータルで『スーツを購入したことがある』割合は81.9%となっています。
性別では、男女共「3~5着」が最も多く、次いで男性は「6~10着」(18.8%)、女性は「2着」(19.9%)と続いています。『1着以上の購入経験』では、仕事でスーツを着る機会の多い男性が88.1%となり、女性に比べ10ポイント以上高い割合となっています。
年代別では、30代以上のすべての年代において「3~5着」が4割を超えており、どの年代においても「3~5着」がスタンダードな購入数であることが窺えます。
【スーツ購入数 職種別グラフ】

スーツ購入数を職種別に見たところ、常にスーツを着る機会の多いと思われる「管理職」において、「6~10着」が半数を超えており、さらに『3着以上』で見ると、9割以上(95.2%)を占めています。
次いで高いのが「営業職」で、『3着以上』の購入が78.3%となっています。外回りなどでスーツを着る機会が多いことが、購入数の多さに繋がっていると考えられます。
設問2:スーツを購入するしたことがある店舗をすべてお選びください。
【スーツ購入店舗 性別・年代別グラフ】

スーツをどこで購入することが多いかについて聞いたところ、「紳士服専門店」での購入が48.1%で最も高い割合となりました。
男女別では、男性が「紳士服専門店」(76.6%)、女性が「デパート・百貨店」(48.6%)での購入が最も多く、男女間で購入先に大きな違いがあることが窺えます。
年代別では、10代・20代の「紳士服専門店」での購入割合が高くなっています。その後年代が上がると次第に「デパート・百貨店」の割合が上がり、40代で「紳士服専門店」の割合を逆転しています。
【紳士服専門店利用店舗 利用者全体グラフ】

「紳士服専門店」の店舗別の利用状況を、利用者ベースで見たところ、「洋服の青山」が約4割で最も高く、次いで「AOKI」(29.6%)、「コナカ」(12.3%)と続いています。これは全国の店舗数にほぼ比例していることが窺えます。
設問3:スーツを購入したことがある店舗の中で、会員証・ポイントカードをお持ちの店舗をすべてお選びください。
【利用店舗別カード保有率一覧表】

利用店舗別の『ポイントカード・会員証』を持っているか聞いたところ、利用者の多い「洋服の青山」、「AOKI」、「デパート・百貨店」、「総合スーパー」でそれぞれ4割近い保有率となりました。
また保有率が最も高いのは「2プライスショップ」の「THE SUIT COMPANY」で、60.6%となっています。近年20代・30代を中心とした若者に人気の「2プライスショップ」ですが、カードの保有が利用に繋がっていると考えられます。
スーツの購入額について
スーツの平均購入額は「15,001~20,000円」が最も多く、「5,001~10,000円」が続き、低価格帯の需要が高いことが窺えます。
一方スーツ購入最高額は「40,001~50,000円」が最も多く、この額が一番手の届く”贅沢”という額なのかもしれません。また「100,001円以上」の割合は9.7%となり、中でも「管理職」はその割合が30%を超えています。
設問4:スーツを購入する際、平均して1着いくらくらいのものを購入していますか。
【スーツ1着の平均購入額 職種別グラフ】

1着当たりの平均購入額は、「15,001~20,000円」が20.9%で最も多く、次いで「5,001~10,000円」(18.6%)、「25,001~30,000円」(18.3%)の順に続いています。平均額は28,946円となっています。
職種別では、「管理職」の半数以上となる50.8%が「40,001円以上」のスーツを購入しており、他の職種に比べ極めて高い割合となっています。平均額でも唯一4万円台となっており、1着にお金をかけていることが窺えます。
設問5:あなたが今まで購入してきたスーツの中で、最も高価なものはおいくらでしたか。
【スーツ1着の最高購入額 年代別グラフ】

今まで購入したスーツで最も値段の高いものについては、全体では「40,001~50,000円」が18.4%で最も高く、次いで「10,001~20,000円」が16.3%で続いています。
年代別で見ると、年代が上がるごとに高額の割合が上がっており、10代・20代では「20,000円以下」が50%以上を占めるのに対し、50代・60代では「50,001円以上」が半数以上を占めています。
【スーツ1着の最高購入額 職種別グラフ】

スーツの最も高い購入額を職種別に見ると、スーツの購入数の多い「管理職」の3割以上が「100,001円以上」となっており、スーツの購入数だけでなく質にもこだわっていることが窺えます。
逆に「販売職」で約4割、「サービス業」、「生産工程・労務の職業」で約3割が『20,000円以下』となり、仕事においてスーツを着ることの少ない職種については、スーツにあまりお金をかけない傾向が出ています。
スーツの購入状況について
スーツは休日に購入するという方が大半を占めています。特に同伴者を伴わず「1人で購入する」という方が多い事もわかりました。
また仕事においてスーツを着る機会が多いほど、購入するスーツの数も比例するようです。
設問6:あなたはスーツをいつ購入しますか。
【スーツ購入場面 購入者全体グラフ】

スーツの購入はやはり「休日」に出かける方が多いようで、「休日」が9割近い割合となっています。また最近増えているとも言われている「仕事帰り」の購入ですが、1割程度に留まっています。
設問7:休日にスーツを買う際、主にどなたとお買い物をされますか。
【休日購入時同伴者年代別一覧表】

休日にスーツを購入する際、誰と出かけることが多いかについては、全体の半数以上となる55.9%が「1人で購入する(表中「自分1人」)」という結果となりました。
年代別に見ると、20代以上はすべて「1人で購入する」割合が最も高く、中でも40代はおおよそ2/3にあたる65.4%が「1人で購入する」となっています。
同伴者を見ると、10代は9割近くが「親」と購入し、年を重ねるごとにその割合が次第に「配偶者」に移行していることがわかります。
設問14:あなたは仕事においてスーツを着用しますか。
【就業時スーツ着用頻度 スーツ購入者中勤め人全体グラフ】

仕事においてスーツを着用する人の割合は57.9%となっています。
着用頻度は「着用することはあるが常に着るわけではない」が20.2%で最も高いものの、「常に着用している」(18.1%)、「外出の際など稀に着用する」(19.6%)と割合の差は、ほとんど見られません。
【スーツ購入数着用頻度別グラフ】

着用頻度別にスーツの購入数に差があるかを見たところ、どの頻度においても「3~5着」が最も高い割合となりました。
各頻度の購入数の平均を見ると、「常に着用している」人は5.6着で、「着用しない」人(2.3着)の約2.4倍購入している結果となりました。
(※)1人あたりの平均購入数について
平均購入数は、各購入数を下記の数字に置き換え、各頻度のn数を掛けたものを、
全体のn数で割ることにより算出しています。
1着…1着 2着…2着 3~5着…4着 6~10着…8着 11着以上…11着
スーツを購入する際のこだわりについて(自由回答)
スーツの購入にあたっての”こだわり”を皆さんにお伺いしたところ、やはり多かったご意見が、「価格が安いこと」や「着心地」「デザイン」といったところでした。最近ぐっと安くなっているとはいえ、人によっては決して安い買い物ではありません。スーツを買う際、自分の中で「ここは譲れない」というものがある方が多くいらっしゃいました。
また「家でクリーニングができるもの」や、「冠婚葬祭でもつかえるもの」といった、実用面を重視したご意見もありました。
設問8:あなたがスーツを購入する際の"こだわり"はなんですか。
【 スーツ購入時のこだわりについて、多かったご意見 】
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- サイズが合うこと (26歳、女性)
- シンプルで長く着る事ができる (58歳、女性)
- スマートに見えるすっきりした感じ (45歳、男性)
- デザインがよいものを選ぶ (38歳、男性)
- 価格が安いこと (28歳、女性)
- 自分に似合っているかどうか (34歳、男性)
- 素材がよい物を使っていること (19歳、男性)
- 着心地が良いこと (54歳、男性) など
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【 スーツ購入時のこだわりについて、その他のご意見 】
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- 家でのクリーニングが可能で、型崩れしない。 (62歳、女性)
- 毛玉ができないものを選ぶ (30歳、男性)
- 中年太りなのでそれが目立たないように工夫されたスーツ (39歳、男性)
- オーソドックスでいつの時代にも着れるようなもの (51歳、女性)
- 冠婚葬祭でも対応できる服 (65歳、男性)
- 流行にあまり左右されず、自分らしさをアピールできるもの (52歳、男性) など
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これを読んでいる方の中にも、お仕事でスーツを着る機会が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の調査がそんな方々の今後のスーツ購入のお役に立てればと思っています。
私自身も普段仕事でスーツを着ていますが、最近では「紳士服専門店」から「2プライスショップ」で購入する機会が多くなりました。その時代ごとに購入シーンにも変化があります。この先どのようになっていくか気になるところです。
私も次回スーツを買う時は、今回頂いた”こだわり”を参考にして、自分にピッタリのスーツを選びたいと思います!