お菓子に関するリサーチ結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.61 お菓子に関する調査

最近は色々な種類のお菓子が増えてきていて、限定もののお菓子や、低カロリーを売り出した商品などたくさんあります。 私たちに身近なコンビニエンスストアにも、たくさんの種類のお菓子が置いてあり、迷ってしまいますよね。 そこで今回は、お菓子をテーマに10~60代のバルクメンバーに聞いてみました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 10代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計1,157人 男性573人 (年代別内訳: 10代/73、20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100) 女性584人 (年代別内訳: 10代/84、20代/100、30代/100、40代/100、50代/100、60代/100)
調査日時 2012年8月16日(木)~8月20日(月)
調査機関 株式会社バルク

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アンケート結果トピックス

    • 約2割の人が毎日お菓子を食べている!
    • 全体で「毎日」21.3%、  女性に限ると3割が毎日お菓子を食べているという結果に!
    • コンビニで1番購入されるお菓子は、スナック菓子!
    • 「スナック菓子」(45.2%)、「チョコレート」(41.3%)、「ガム」(35.0%)が  上位3位。
    • お菓子は「味」と「値段」重視-約9割!
    • 『味重視』92.4%(重視する(57.8%)+どちらかといえば重視する(34.6%))  『値段重視』89.9%(重視する(47.7%)+どちらかといえば重視する(42.2%))
    • 美味しくても300円以内に抑えてほしい・・・?
    • 美味しいお菓子でも「151~300円」以内が良いと答えた人が、4割以上でした。  平均金額にすると341円。1000円以上出せる人は、全体の3%にも満たない結果に。

お菓子の摂食状況について

8割以上の人がお菓子を週に1回は食べているという結果になりました。女性に限ると約3割の人が毎日お菓子を食べているということが分かりました。 また、お菓子を小腹がすいた時に食べる人が、全体の7割でした。 お菓子を食べる時間帯は、やはり15時~18時が最も多く、定番の15時を含む『おやつの時間』に食べる人が多いみたいですね。

設問1:あなたは週に何日お菓子を食べていますか。

【お菓子を食べる頻度 性別グラフ】

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お菓子は週に『1~2日』(23.8%)食べる人が全体で1番多く、僅差で『3~4日』(21.8%)、『毎日』(21.3%)と続いていました。 性別で見てみると、男性は『1~2日』(29.1%)、『ほとんど食べない』(21.1%)、『3~4日』(20.6%)が上位を占めましたが、女性は『毎日』(29.6%)、『3~4日』(22.9%)、『1~2日』(18.5%)が上位となっていました。『毎日』については、女性は男性の2倍以上の結果となっていました。 女性の方が週にお菓子を食べる頻度がぐっと高いようです。

設問2:どのような時にお菓子を食べますか。(いくつでも)

【お菓子を食べるシーン 全体グラフ】

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前問でお菓子を「ほとんど食べない」と答えた方を除いて、お菓子を食べるシーンを尋ねたところ、 『小腹がすいた時』(70.1%)が圧倒的に多い結果になりました。 『「お菓子が食べたい!」と思った時』(49.5%)に食べる人は約半数で、気分で食べる人も多いようです。 次いで、『口さみしい時』(40.5%)、『空腹の時』(38.2%)、『疲れた時』(32.2%)と続きます。

設問10:お菓子を食べる時間はいつが多いですか。(いくつでも)

【お菓子を食べる時間帯 性別グラフ】

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お菓子を食べる時間帯については、『15時~18時』(54.0%)が最も多いことが分かりました。 次いで、『12時~15時』(34.0%)、『18時~21時』(31.9%)となりました。 性別でみると、『15時~18時』を境に、それより前の時間帯は男性の方がお菓子を食べている人が多く、それより後の時間帯(0時まで)は女性の方がお菓子を食べる人が比較的多いという結果になりました。

コンビニでのお菓子購入実態(1)

今度はお菓子の利用をコンビニエンスストアに絞って聞いてみました。 1週間に1回以上コンビニエンスストアでお菓子を購入する人は全体の約3割で、若年層の方が購入頻度が高い結果になりました。 また、コンビニエンスストアでよく購入するお菓子で最も多かったものは、スナック菓子でした。

設問3:どのくらいの頻度でコンビニでお菓子を購入しますか。一番近いものをお選びください。

【コンビニでお菓子の購入頻度 年代別グラフ】

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コンビニエンスストアでお菓子を購入する頻度は、3割強の人が1週間に1回以上ということがわかりました。 年代別でみると、10代~30代は4割前後の人が1週間に1回はお菓子を購入しているが、年代が上がるにつれて、『ほとんど買わない』や『買ったことがない』と回答する人が増え、コンビニでお菓子を購入することが少なくなるという傾向が見られました。

設問4:コンビニでよく買うお菓子の種類をお選びください。(いくつでも)

【コンビニでよく購入するお菓子 全体グラフ】

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前問で、コンビニエンスストアでお菓子を「買ったことがない」と答えた方を除いて、コンビニエンスストアで購入するお菓子について尋ねたところ、最も多かったものは、『スナック菓子』(45.2%)でした。 以下、『チョコレート』(41.3%)、『ガム』(35.0%)、『アイスクリーム・シャーベット』(33.6%)となりました。

コンビニでのお菓子購入実態(2)

コンビニエンスストアでお菓子を購入するときの重視点は、「味」と「値段」については重視度が約9割を超え、その2つはまずはほとんどの人が重要視しているということがわかりました。 また、購入時間帯については、食べる時間帯同様「15時~18時」が最も多い結果となりました。

設問8:コンビニでお菓子を購入するときに重視する点の度合いを教えてください。

【コンビニでのお菓子購入重視ポイント 全体グラフ】

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コンビニエンスストアでお菓子を購入する時重視するポイントとして1番多かった項目は、『味』で57.8%でした。次いで、『値段』(47.7%)、『その時の気分』(32.6%)と続きます。 また、「重視する」「どちらかといえば重視する」が、50%を超えた項目は、『味』が92.4%と1番多く、『値段』(89.9%)、『その時の気分』(84.0%)、『食べやすさ』(77.3%)、『内容量』(75.7%)、『持ち運びやすさ』(55.0%)となりました。 『味』、『値段』に続いて、『その時の気分』がランクインしているのは興味深く、お菓子を食べるシーンで『「お菓子が食べたい!」と思った時』が約5割を占めていることとも関連していると思われます。お菓子にとって「気分」は重要な位置を占めているのかもしれませんね。

設問9:コンビニでお菓子を購入する時間はいつが多いですか。(いくつでも)

【コンビニでのお菓子購入時間帯  性別グラフ】

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お菓子を購入する時間帯は、全体的には、『15時~18時』が39.4%と1番多く、次いで『18時~21時』(36.1%)、『12時~15時』(32.5%)という結果になりました。12時~21時の間に購入する人が多いことがわかります。 男女別に見てみると、女性は『15時~18時』に購入する人が44.2%と1番多く、次いで『12時~15時』(38.8%)、『18時~21時』(28.8%)となりました。 男性は、『18時~21時』が43.6%で1番多く、次いで『15時~18時』(34.3%)、『12時~15時』(25.8%)となっており、お菓子を食べる時間帯同様、男女のお菓子購入時間帯にも差が見られるようです。

PB商品のお菓子について

続いてPB(※)商品について聞いてみました。 6割以上の人がコンビニでPB商品を購入したことがあるという結果が出ました。 その購入理由は「値段が安いから」が1番多いことがわかりました。 ※PB・・・プライベートブランドの略。スーパーやデパートなどが、自ら企画生産して販売する独自のブランド商品のこと。 (例:セブンイレブン…セブンプレミアム 、 ローソン…バリューライン)

設問5:コンビニでPB商品のお菓子を購入したことはありますか。

【PB商品のお菓子購入経験 性年代別グラフ】

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【PB商品のお菓子購入経験 お菓子摂食頻度別グラフ】

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コンビニエンスストアでPB商品のお菓子を購入したことがあるか尋ねたところ、『はい』と回答した人が67.2%、『いいえ』と回答した人が32.8%になり、6割以上の人がPB商品のお菓子を購入したことがあることが分かりました。 性年代別で見ると、男女とも30代が山となっており、特に「女性30代」では8割以上(84.8%)が購入経験ありとなっていました。 また、お菓子を食べる頻度ごとに見てみました。 週に「5~6日食べる」人と「毎日食べる」人の購入経験は全体より高くなっており(それぞれ82.6%、77.0%)、お菓子を食べる頻度が高い人は、PB商品の利用経験も多いことが分かりました。

設問6:PB商品のお菓子を購入した理由をお選びください。(いくつでも)

設問7:中でもPB商品のお菓子を購入した1番の理由をお選びください。

【PB商品のお菓子の購入理由 全体グラフ】

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PB商品のお菓子を購入したことがある人に、PB商品のお菓子を購入した理由を尋ねたところ、最も多かった理由は、『値段が安いから』(58.1%)で、半数以上の人が値段を挙げていました。次いで、『美味しいから』(36.3%)、『味や品質がNB(※)商品のお菓子に劣らないから』(23.5%)、『内容量に魅力を感じたから』(16.9%)と続きました。 また、その選択した理由の中から、最も重要視した理由をひとつだけ回答してもらったところ、 『値段が安いから』という理由が突出して多い結果になりました。「美味しさ」は「安さ」には勝てないようです。 その他の回答としては、『皆が食べているから』、『美味しそうだったから』の理由が挙げられました。 ※NB・・・ナショナルブランドの略。メーカーが企画、製造した商品のこと。

新商品のお菓子について

新商品のお菓子の情報は、6割以上の人が実際に店頭の商品を見て入手しているという結果になりました。 また、約半分の人がテレビCMから情報を入手していて、主にこの2つが情報源となっていることが多いようです。 美味しいと評判のお菓子には151~300円まで出すことができると回答した人が1番多く、全体の4割半ばの人が回答しました。性別で見ると、やや男性の方が低い金額の割合が多くなっていました。

設問11:新商品のお菓子の情報をどのようにして入手しますか。(いくつでも)

【お菓子の新商品情報入手方法 全体グラフ】

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新商品のお菓子の情報は、『店頭の商品を見て』(65.9%)と『テレビCM』(48.4%)の2つで入手する人が突出して多い結果となっていました。 その他の回答としては『製菓会社のホームページ』、『ネットでのニュース』などが挙げられました。

設問12:とても美味しいと評判のお菓子にいくらまで出すことができますか。

【支払可能金額 性別グラフ】

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【支払可能金額の平均値 性年代別表】

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とても美味しいと評判のお菓子にはいくらまで出せるかとの質問に、『151~300円』(46.7%)と回答した人が最も多く、男性48.5%、女性44.9%となりました。 次いで、『301~500円』(26.5%)、『~150円』(15.2%)と続きます。 性別で見ると、女性の方が男性より高い値段を出せる人がやや多いようです。 また、501円以上は男女共に激減し、どんなに美味しくてもワンコイン以内に抑えてほしいようですね。 さらに、性・年代別に平均金額を算出してみたところ、全体の平均は『341円』、最高額は、60代以上女性の『434円』、最低額は10代女性の『265円』となりました。女性は年代の差が大きいようです。 比べて10代男性は『373円』で男性の中で一番高くなっており、10代女性とは100円以上の差(108円)がありました。

こんなお菓子あったらいいな(自由回答)

「低カロリー」というキーワードが女性を中心に圧倒的に多く見受けられました。 また、「健康に良い」という意見も多く、身体のことを意識した商品を望んでいる人が多いようです。

設問13:「今後あったらいいな」と思うお菓子はどのような商品ですか。

【 今後あったらいいな・・・!と思うお菓子 】
  • 美味しくてカロリーの低いお菓子 (50代、女性)
  • 飲み込んでも良いガム (20代、男性)
  • 二日酔いに効くキャンディ (40代、男性)
  • 手が汚れないチョコレート (30代、女性)
  • 「アメリカ人が食べるのか」というくらいの大容量のお菓子 (20代、男性)
  • 一口が刺激的なお菓子 (30代、男性)
  • 有名パテシェとのコラボ商品 (20代、男性)
  • 違ったジャンルを組み合わせたお菓子(例:アイスクリーム+ポテトチップス)  (40代、男性)
  • 美味しくて健康によいもの (60代、女性)     など

今回、お菓子をテーマにアンケートをいたしました。 お菓子を食べる頻度は、女性の方が男性に比べて多く、お菓子を購入する時に重視する点は「味」と「値段」が圧倒的に多い結果となりました。 PB商品のお菓子を購入する時は、まずは「安さ」そして「美味しさ」が挙げられ、 「味」と「値段」はいずれも外せないキーポイントとなっているようです。 そして、これから世に出て欲しいお菓子として、低カロリーのお菓子を望んでいる人が多いようです。 すでに低カロリーを謳ったお菓子はよく見かけますが、まだまだ足りないということでしょうか。 個人的にも、「お菓子を食べたい、けれど太りたくない」と思っているので、低カロリーのお菓子は、熱望してしまいます。