Vol.47 暮らしやすさと住民意識に関する調査
調査日時:2010年12月24日(金)~12月31日(金)
暮らし・生活
昨年より単身高齢者の所在不明や孤独死などの問題がとりあげられ、地域の絆への関心が高まっています。
急激な高齢化の伸展は、多くの単身高齢者を生み、その人たちが暮らしやすい街づくりが求められています。しかし地域により高齢化の速度や住民意識は一定ではありません。
そこで高齢化のパターンにより、住民の意識に差があり、それが単身高齢者の暮らしやすさに影響しているのではないかという仮説を持ち、アンケート調査を行い検証を試みました。
今回は、技研商事インターナショナル株式会社にご協力いただき調査を実施しました。
弊社で実施したアンケートの結果をもとに、技研商事インターナショナル株式会社の
MarketAnalyzer(マーケットアナライザー)を使用し、さらに深堀した分析を行いました。
※MarketAnalyzer(マーケットアナライザー) は、商圏分析や、店舗・顧客データ分析が可能な高度な分析機能を搭載したソフトウェア(GIS(地図情報システム))です。
※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。
調査概要
調査方法 | Webアンケート方式 |
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調査対象 | 20代~50代男女(バルクルーメンバー) 対象地区:東京都 A:足立区・葛飾区 B:台東区・墨田区・北区・荒川区 C:港区・品川区・大田区 |
アンケート参加者数 | 合計900人 男性446人(層別内訳:A:150、B:146、C:150) 女性554人(層別内訳:A:150、B:154、C:150) |
調査日時 | 2010年12月24日(金)~12月31日(金) |
調査機関 | 株式会社バルク |
アンケート結果トピックス
- 東京23区の高齢化をパターン化 『急激に高齢化』、『ゆるやかに高齢化』、『以前から高齢化』 の3つのセグメントに分類
- 単身高齢者が暮らしやすいのは、やはり『以前から高齢化』のエリア 代表的な地区として、台東区、墨田区 町内会・自治会の活動も活発で、住民同士の交流、助け合いも盛ん
- 区以下の地域での深堀したエリア分析も実施 マーケットアナライザー(GIS(地図情報システム))を利用して、郵便番号別エリアのレベルまでさらに詳細な分析を実施
東京23区のセグメント分けについて
過去11年の65歳以上人口比率の推移をもとに、クラスター分析により東京23区を3つのセグメントに分けました。
【東京23区のセグメント分けと65歳以上人口の推移グラフ】
暮らしやすさについて
単身の高齢者の暮らしやすさについて調査しました。
設問:あなたがお住まいの場所は『単身の高齢者が暮らしやすい町である』と思いますか。
【単身の高齢者が暮らしやすい町か 地区別グラフ】
【単身高齢者の暮らしやすさ 相関分析結果】
設問:あなたは『住民同士のふれあい・助け合いに参加したい』と思いますか。
【住民同士の交流、助け合いへの参加意向 居住年数別グラフ】
アンケート結果とGISデータとの深堀分析
さらに、今回は、『マーケットアナライザー』を使用し、このアンケートの結果と、GISデータを融合した分析を試みました。 ※MarketAnalyzer(マーケットアナライザー) は、商圏分析や、店舗・顧客データ分析が可能な高度分析機能を搭載した、技研商事インターナショナル株式会社のソフトウェア(GIS(地図情報システム))商品です。
【GISデータでの単身高齢者人口と暮らしやすさ GISデータ融合分析結果】
【GISデータでの単身高齢者人口と暮らしやすさ 地区別表】