報道・ニュースに関するリサーチ結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.34 報道・ニュースに関する調査

報道やニュースは、日々の出来事や世の中で何が起こっているのかを追うのに欠かせないものになっています。昨今では、インターネットの速報で常にニュースが提供されるなか、従来の新聞やテレビのニーズはどうなっていくのでしょうか。第22回参議院選挙前であったり、ワールドカップの影響で報道やニュースが注視されるなか、調査してみました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 10代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計1,267人 男性635人(年代別内訳: 10代/115、20代/103、30代/103、40代/106、50代/103、60代/105) 女性632人(年代別内訳: 10代/106、20代/103、30代/105、40代/106、50代/106、60代/106)
調査日時 2010年6月17日(木)~6月22日(火)
調査機関 株式会社バルク

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アンケート結果トピックス

    • 新聞の定期購読契約、新聞の定期購入について
    • 【定期購読契約している】65.7%、 【定期購読契約していないが、定期的に購入している】2.1%、 【定期購読契約・定期的に購入ともにしていない】32.3%
    • 普段見ているニュース番組の系列局
    • 【NHK系列】54.6%、【日本テレビ系列】49.5%、【TBS系列】42.8%、 【フジテレビ系列】54.8%、【テレビ朝日系列】48.9%、【テレビ東京系列】20.8%、 【地方テレビ系列】13.4%、【BS/CSなどの地上波以外のニュース番組】7.0%、 【その他】0.6%、【見ていない】7.5%

新聞について

新聞社において最近赤字になっていると報道された社が多くなっています。かつてのマスコミを担ってきた新聞に対して、今現在皆さんはどのような付き合い方をしているのでしょうか。調査してみました。

設問1:あなたは新聞の定期購読契約、もしくは定期的に新聞を購入していますか。

【新聞購読状況 年代別グラフ】

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まずは、新聞を読んでいるかどうかについて、各世代ごとに調べました。一番読まれている層は60代以上。逆に読んでいない層は30代ということになりました。特に30代においては、購入していない方が半分を超えています。10,20代は親と居住しているという方も多いと思うのですが、新しい家庭を持ったり、一人暮らしが多いと思われる30代の方が新聞を取らなくなってきているということが窺えます。

設問2:あなたの家ではどの新聞を定期購読していますか。(複数回答)

【定期購読新聞の種類 全体グラフ】

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続いて、どの新聞を購読しているかということを聞いてみました。一番多く読まれていたのが「読売新聞」31.8%、次いで「朝日新聞」27.5%です。「地方新聞」はそれに次いで、23.3%となりました。その他はご覧の通りになります。メジャー紙において「産経新聞」や「毎日新聞」のシェアはそれほど大きくないようです。

設問3:あなたが新聞を購読しない理由についてお答えください。(複数回答)

【新聞を購読しない理由 性別グラフ】

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では、新聞を購読しない理由とは何でしょうか。複数回答で調べてみたところ、「インターネットでニュースを見る」と答えた方が多かったです(65.3%)。次いで、メディア(テレビ等)で見ると答えています(「メディアのニュースで十分」(61.9%))。特に女性はメディアでニュースを得る方が多いようです。 また各項目において、女性の方が新聞を購読しない理由の回答比率が高く、特に費用(「契約・購入に費用がかかる」)や時間(「読む時間がない」)や廃棄(「廃棄が面倒である」)などの要因では男性より目立って高くなっていました。

ニュース番組・ニュースジャンル

では、テレビのニュースについてはどの番組系列がよく見られているのでしょうか。また、実際に知りたいと思うニュースジャンルについても調査しました。2009年末に調査したデータも参考にご覧ください。

設問4:あなたはニュース番組を普段見ていますか。見ている場合はどの系列の番組を見ていますか。(複数回答)

【閲覧しているニュース番組(系列) 性別グラフ】

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【閲覧しているニュース番組(系列) 世代別グラフ】

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男女別と若年層/壮年層以上でそれぞれ見てみました。全体で一番見ているニュースの局は僅差ですが「フジテレビ系列」(54.8%)になりました。続いて「NHK系列」(54.6%)になっています。 大手民放では 「テレビ東京系列」、「テレビ朝日系列」は男性が、それ以外では女性の方が視聴者が多いようです。また、大手民放について年齢別に見ると、「テレビ朝日系列」、「テレビ東京系列」は壮年層以上が、それ以外は、若年層の視聴者が多くなっておりました。また壮年層以上は、「NHK系列」を見る割合も高くなっていました。 男性-壮年層以上、女性-若年層が似たような傾向になっている、という興味深い結果になっていました。

設問5:あなたがよりよく知りたいと思うニュースジャンルについてお答えください。(複数回答)

【興味のあるニュースジャンル 性別グラフ】

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【2009年に気になったニュースジャンル 性別グラフ(比較用)】

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第28回調査「2009年に関する調査」内での、2009年に気になったニュースのグラフと今回の調査の現在知りたいジャンルのニュースを比べてみると、ニュースなので、「時事」は当然のように高いのですが、それ以外では、「政治」が依然として高い関心があるようです。また、「経済」についてもとても高い関心がもたれていることが分かります。また、「国際」についての関心もかなり高めでした。 男女別でみると、男性は「スポーツ」の関心が高く、女性は「芸能・エンターテイメント」や「グルメ」の関心が高くなっています。また、「天気」についての関心には大きく差異がでました(女性が高い結果でした)。

世論調査・新聞の電子版

内閣総理大臣が変わったり参院選前ということで、世論調査というキーワードが多々出てきます。しかし、世論調査を実際に答えたという方はどの程度いるのでしょうか。 また、新聞の新たな試みとして、電子版というネット上で読む新聞というものが始まりました。それについての反応についても調査しました。

設問6:あなたは世論調査に回答したことはありますか。

【世論調査回答経験 年代別グラフ】

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今までに世論調査に答えたことが「ある」方は、全体の22.1%になりました。年代別にみてみると50代辺りから回答したことがある経験者が一気に増えるようです。60代以上の方では37.4%まで上昇しています。

設問7:一部の新聞で有料の電子版がスタートしましたが、あなたは購読したいと思いますか。

【新聞の電子版購読状況 年代別グラフ】

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新聞の有料電子版についてですが、「既に購読している」方は全体の1.7%でした。興味深いのは新聞を購読しない層が多かった20代、30代は、電子版への興味については逆に一番高くなっている世代だったということです。とはいえ、全体としては電子版については「特に購読したいと思わない」と答える方が多かったようです。

自由回答について

自由回答で、その特定の新聞を購読しようと思った理由、報道ニュースについてのこうなってほしいという願望について共にフリーアンサーで答えていただきました。一部になりますがご紹介します。

設問8:あなたがその新聞を購読しようと思った(購読している)理由についてお答えください。

設問9:報道・ニュースについてあなたがこうなればよいと思うことがあればお答えください。

【その新聞を購読しようと思った理由】
  • 実家でも購読していたから。(読売新聞)(55歳 女性)
  • 読みなれているから。(朝日新聞、日本経済新聞)(50歳 男性)
  • 地元の情報が得やすいため。(地方新聞)(40歳 男性)
  • 生まれてからずっと読んでいるから。(地方新聞)(35歳 女性)
  • 経済に詳しくなりたいから。(読売新聞、日本経済新聞)(24歳 男性)
  • 安い。地元の情報がよく分かる。(地方新聞)(45歳 男性)
  • スポーツに関心があるから。(スポーツ新聞)(30歳 男性)
  • 記事が分かりやすくて読みやすいから。(読売新聞、日本経済新聞)(18歳 女性)
  • サービス内容がよかった。(産経新聞)(45歳 女性)
  • 知り合いに頼まれたから(朝日新聞、政党宗教機関紙)(30歳 男性)など

【報道・ニュースについてこうなってほしい】
  • 見たい内容を再生できる。(55歳 男性)
  • 政治など重要なニュースをきちんと客観的に報道してほしい。(40歳 女性)
  • 専門用語や、難しい単語の説明文を画面下あたりに表示して欲しい。(35歳 女性)
  • 偏ったニュースではなく万遍なく報道してほしい。(30歳 女性)
  • 親会社に左右されない報道のあり方。(30歳 男性)
  • キャスターのコメントが世論を誘導しているように思う。公平であるべきだ。(55歳 男性)
  • 人気(視聴率)に左右されないニュース。(60歳 男性)
  • 新聞のジャンル分け購読の利用が可能となること。(30歳 男性)
  • 各社が違った目線での内容にしてほしい。(45歳 男性)
  • 暗いニュースばかりの報道に偏らないで報道してほしい。殺人や自殺の報道はただ単に事実をそのまま報道するのではなく、模倣犯が出ないように配慮した報道を期待する。(55歳 男性)など

世の中の動きを知るためには、報道は欠かせないものだといえます。しかし、それゆえ担っている重責も当然あることでしょう。一部しか紹介できませんでしたが、最後の報道・ニュースについてのフリーアンサーでは、多くの方が現状の報道・ニュースの不満を挙げていました。多くの目に触れる新聞やニュースでは、公平公正かつ読者や視聴者が不満に思わないような紙面作りや番組作りをして頂くことを願うばかりです。