飲み物に関するリサーチ結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.31 飲み物に関する調査

飲み物は生きるうえでも欠かせない一方、コーヒーブレイクなどの言葉にも表されるように日々の生活での癒しを与えてくれたりするものでもあります。 今回は、どのような飲み物がどの程度飲まれているのか、どのように飲み物を利用しているかを調査しました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 10代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計1,269人 男性633人(年代別内訳: 10代/106、20代/106、30代/106、40代/106、50代/103、60代/106) 女性636人(年代別内訳: 10代/106、20代/106、30代/106、40代/106、50代/106、60代/106)
調査日時 2010年2月5日(金)~2月10日(水)
調査機関 株式会社バルク

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アンケート結果トピックス

    • あなたは以下の飲み物をどのくらいの頻度で飲みますか(コーヒー)。
    • 【毎日飲む】52.7%、【かなりの頻度で飲む】14.0%、【たまに飲む】15.7%、 【あまり飲まない】9.5%、【まったく飲まない】8.1%
    • あなたは、自動販売機は普段利用していますか。
    • 【毎日利用している】8.5%、【かなりの頻度で利用している】15.1%、 【たまに利用している】40.5%、 【あまり利用していない】28.2%、 【まったく利用していない】7.7%
    • ここ最近、あなたは水道の水を飲んでいますか。
    • 【よく飲んでいる】30.2%、【たまに飲むこともある】33.7%、 【飲んでいない】36.1%

どんな飲み物を飲んでいますか

まず、飲み物のそれぞれの種類についてどれほどの頻度で飲まれているかを調査しました。また、飲む頻度が高い飲み物については各年代ごとでの比較をしてみました。

設問1:あなたは以下の飲み物をどのくらいの頻度で飲みますか。 ※購入場所や飲む場所に関わらずお答えください。

【飲料を飲む頻度 種類別全体グラフ】

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5段階評価で各飲料を飲む頻度をお聞きしたところ、この選択肢の中では「コーヒー」と「水」が飲まれている頻度が高いことが分かります。特に「コーヒー」については半数以上の方が毎日飲んでいるようです。逆にコーラなどが含まれる「炭酸ドリンク」は、飲まれている頻度はそれ程高くないようでした。

【コーヒーを飲む頻度 年代別グラフ】

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続いて、各会社ごとに様々な項目に対して5段階評価で答えてもらった平均のグラフです(※イーモバイルはサンプル数が少ないので割愛しました)。 契約者が一番多かったドコモは料金面について満足度が他に比べかなり低くなっています。一方信頼感やサポートといった面では他社を上回っています。 またソフトバンクは、話題になった広告面について特に評価が高くなっています。一方信頼感などは他社に水をあけられているようです。 ここで、一番右の「満足している」という総合評価に注目すると、大手3社がほぼ同じくらいの評価になっていることが分かります。そこで、今回は因子分析などを行い少し詳しく調べてみることにしました。

【お茶を飲む頻度 年代別グラフ】

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【緑茶以外のお茶を飲む頻度 年代別グラフ】

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【水を飲む頻度 年代別グラフ】

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『毎日飲む』、『かなりの頻度で飲む』、『たまに飲む』の合計が80%を超えていた4種類の飲料について年代別に頻度を調べてみました。 『毎日飲む』方が半数を超えていた「コーヒー」に関しては、特に年配の方の頻度が高い傾向にありました。50代では実に4分の3の方が毎日飲んでいます。 「お茶」に関しても、年代が上がるにつれて飲む頻度が高くなる傾向のようです。こちらは60代が最も頻度が高くなっています。また、「コーヒー」と「お茶」は10代ではあまり飲まれていないようです。 しかし一方で、「緑茶以外のお茶」に関しては何と10代の方が飲む頻度が高くなっています。50代、60代の方は「緑茶」に比べて『毎日飲む』の割合がかなり少なくなっています。 また、「水」を飲む頻度に関しては、年代が上がるにつれて少しずつ飲む傾向の割合が増えていくようです。

飲み物に関する男女での違い

様々な場面での飲み物の利用。その行動について、男女で果たして違いが出るでしょうか。それぞれ男女別に調査してみました。

設問2:あなたは普段、ミキサー、ジューサー、フードプロセッサーなどで自分で飲み物を作ったりしていますか。

【ミキサー等の使用状況 性別グラフ】

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設問3:あなたは、自動販売機は普段利用していますか。

【自動販売機利用状況 性別グラフ】

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設問4:普段あなたは、自分の水筒やマイポット、マイタンブラーなどに飲み物を入れて持ち歩いていますか。

【マイボトル使用状況 性別グラフ】

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設問5:あなたは外食(レストラン等)で普段飲み物を注文しますか。 ※お酒は含みません。※サービスで出される、水、お茶等は含みません。

【外食時の飲み物注文状況 性別グラフ】

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ミキサー等を利用して飲み物を作っている方は全体の17.3%でした。男性と女性では女性の方が若干利用して作っている方が多かったようです。 自動販売機については、「毎日利用している」方は8.5%でした。「たまに利用している」以上の頻度で利用している方は全体の60%を超えていました。また、男女別に見ると男性の方が利用している頻度が高いようです。 飲み物を水筒系の持ち運べる形で利用しているかどうかでは、3人に1人くらいの人がよく持ち歩いているようです。“水筒男子”という言葉もありましたが、良く持ち歩いている男性は4人に1人くらいのようです。また、女性は、4割以上の人が持ち歩いているようです。 レストラン等での外食で飲み物を注文するかについては、「大抵注文する」以上の頻度で注文する方が4割強でした。これはほとんど男女差はありませんでした。

水道水について

水道の水はあまり美味しくないと言われていたり、一方で、水道局では安全でおいしい水というフレーズで薦めていたりします。 今現在実際にどのくらいの人が水道水を飲用にしているのでしょうか。

設問6:ここ最近、あなたは水道の水を飲んでいますか。

【水道水の飲用状況 地域別グラフ】

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全体では、約30%くらいの方が「よく飲んでいる」ようです。また、「飲んでいない」方が36.1%でした。地域別に見ると、北陸・甲信越地区の方は「よく飲んでいる」と答えた方が半数を超えていました。逆に、中国地区では「飲んでいない」と答える方が半数を超えました。

【水道水の飲用状況 地域別抜粋グラフ】

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良く耳にするように、東京の水は美味しくないなど都市部の水のイメージがイマイチなところがあるようです。そこで、大都市圏の代表として東京都、愛知県、大阪府をそれぞれ抜粋して全体と比較してみました。 東京都は全体平均とほぼ変わらないようです。愛知県は「たまに飲むこともある」の割合がやや高くなっており、大阪府では「飲んでいない」方が4割を超えていました。

好きな飲み物と理由

ここでは、特に好きな飲み物とその理由について答えていただきました。様々なご回答を頂きました。一部になりますがご紹介します。

設問7:あなたが特に好きな飲み物を1つお答えください。また、理由もお答えください。

  • 炭酸水 ストレスが取れる気がする(31歳 女性)
  • コーヒー 後味がよく気分がすっきりするから(46歳 男性)
  • 自分でいれる緑茶 ペットボトルのお茶は全然お茶らしくなく、自分で入れたお茶じゃないとだめ(52歳 男性)
  • 紅茶 さっぱりして後に残らない(61歳 女性)
  • 黒ウーロン茶 健康に良いしお茶の味が濃いので好み(32歳 女性)
  • ミネラルウォーター 飽きること無く、サッパリしている(64歳 男性)
  • ココア あったかくておいしいから(18歳 女性)
  • 牛乳 御飯に合うから(22歳 男性)
  • ジャスミン茶 アルコールを飲んだ後に飲むと気分がすっきりする。香りも大好き(38歳 女性)

様々な種類の飲み物がありますが、実際に各年代がどのくらいの頻度で飲んでいるかなどについて調べてみると驚きがありました。 炭酸やスポーツドリンクはもっと飲まれている印象だったのですが思いのほか少なく意外でした。また、水道水については各地域である程度の特色が出たように思います。年齢/性別/地域それぞれで様々な傾向が見えたのではないでしょうか。