学習・習い事に関するリサーチ結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.21 学習・習い事に関する調査

子供の頃の学校での学習や習い事。そして大人になってからも生涯学習が提唱されている昨今。皆さんは、一体どのように学習や習い事というものを考えているのでしょうか。過去の経験も含めて尋ねてみました。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 10代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計1,289人 男性633人(年代別内訳: 10代/106、20代/104、30代/105、40代/106、50代/106、60代/106) 女性656人(年代別内訳: 10代/107、20代/106、30代/106、40代/106、50代/112、60代/119)
調査日時 2009年6月12日(金)~6月17日(水)
調査機関 株式会社バルク

413757_11

アンケート結果トピックス

    • あなたは文系ですか、理系ですか。近いと思う方をお答えください。
    • 【文系】60.7%、【理系】39.3%
    • 現在あなたは何か自宅学習や習い事をしていますか。
    • 【している】29.6%、【していない】70.4%
    • もしも昔に戻れるとしたら勉強し直したいと思いますか。
    • 【勉強したい】41.6%、【やや勉強したい】31.7%、 【どちらともいえない】14.7%、【あまり勉強したくない】6.2%、 【勉強したくない】5.8%

文系?理系?

文系か理系かということについて考えたことがない方もいらっしゃると思いますが、あえて、自分がどちら側であるか二者択一でご回答いただきました。

設問1:あなたは文系ですか、理系ですか。近いと思う方をお答えください。

【文系理系 性別グラフ】

413757_21

全体ではおおよそ、「文系」と「理系」を答えていただいた方の比率が6:4くらいの割合になりました。男性においては、ご自分を「理系」だと思う方の方が「文系」と思う方よりわずかに多いことが窺えます(7.4ポイント差)。一方女性の方は、ご自分を「理系」だと思う方が4人に1人程度になっています。女性はかなり「文系」だと思う方の比率が高いようです。

学校の授業について

学校の授業では、様々な教科の様々なことについて学びました。では、実際のところそれらの授業について、どのような感じ方や成果があったと感じているのでしょうか。得意だったかどうかについて、各教科ごとに調査してみました。

設問2:教科の得手/不得手について当てはまると思うところをお答えください。

【得意教科について 全体グラフ】

413757_31

一番回答者の方々が得意である教科は「国語系」でした。次に「社会系」「家庭」などが得意であるようです。逆に、苦手であると感じている教科は「外国語系」がトップでした。次に「美術」「理科系」などが苦手であるようです。納得の結果でしょうか、それとも意外な結果だったでしょうか。

【得意教科について 文系の人のみ】

413757_32

【得意教科について 理系の人のみ】

413757_33

ZOOM UP! 次に、文系・理系でクロス集計をかけた結果を並べてみました。やはり、「国語系」・「社会系」・「数学系」・「理科系」で全く異なる結果になることが一目で分かります。 気になるのは理系の「国語系」・「社会系」に対し、文系の「数学系」「理科系」がより苦手教科になっているところです。特に、「理科系」は得意な方がわずか14.9%と、文系が持つ理系苦手意識が鮮明に表れています。 また「美術」は苦手に感じる方が双方多くなっています。文系の「音楽」「家庭」、理系の「技術」は得意と感じる方が多かったようです。「外国語系」は特に理系の方が苦手意識があるようです。
次に、その学習がその後の人生に活かされていると感じているかどうかについて質問してみました。もう学校で学んだのは数十年前という方もいらっしゃるとは思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

【教科が現在役に立っているか 全体グラフ】

413757_34

結果は、「国語系」や「社会系」、そして「家庭」などが役に立っていると回答した方が多かったです。必ずしも学んだこと全てがその後の人生に活かされるわけではないとは思います。それでも、その知識や技術がどこかで活かされることがあるかもしれませんね。

今、学習や習い事はしていますか?

今現在何か学習・習い事をしているかどうかについて尋ねてみました。仕事で学習している方や趣味で習い事をしている方はどの程度の割合なのでしょうか。

設問3:現在あなたは何か自宅学習や習い事をしていますか。

【現在勉強しているか 性別グラフ】

413757_41

約3割(29.6%)ほどの方が、何かしらの学習・習い事をしていることが分かりました。また、どの程度の時間を費やしているか尋ねたところ、1日1時間程度との回答が多かったです。休日に5時間以上勉強する方は、勉強している全体の5.1%いらっしゃいました。

昔に戻れたら勉強しますか?

では、もし昔に戻れたとしたならば、もう一度勉強したいと思うものでしょうか。5段階評価で回答していただきました。

設問4:もしも昔に戻れるとしたら勉強し直したいと思いますか。

【過去に戻って勉強したいか 全体グラフ】

413757_51

「勉強したい」、「やや勉強したい」と答えた方が全体の7割超(73.3%)でした。逆に、「勉強はもうしたくない」と答えた方は12.0%でした。もし昔に戻れるとするならばしっかりと勉強をしたいと思っている方がかなり多いようです。

【いつの時期に戻って勉強したいか 全体グラフ】

413757_52

ZOOM UP! 勉強をやり直したいとご回答された方に、さらに、どの時代からやり直してみたいか、も質問しました。一番回答が多かったのは「中学校」でした。続いて「高等学校」、「小学校」となっています。中学校からは、授業のレベルも段々高度になっていくということで、この辺りから復習してみたいと思っている方が多いのかもしれません。

学習・習い事というテーマについて

学習・習い事というテーマについて様々なご意見をいただきました。また、その質問の前に、今後取り組んでみたい学習や習い事についても同時にお聞きしました。一部になりますがご紹介します。

設問5:学習や習い事というテーマについてあなたが思うところをご自由にお答えください。

  • 大人になってからの習い事は趣味を新たに見つけるようなものだと思う。/フラダンス(32歳 女性)
  • 自分を高めたり、生活をする上で必要なこと。/英会話を出来るようにしたい。(25歳 男性)
  • 癒されて、落ち着くことがしたい。/書道、ペン字、パッチワーク(45歳 女性)
  • 法律知識を極めて公的資格を取得し、弱い立場の人を助けたい/法律を学びたい。(62歳 男性)
  • 色々やってみたいと思うが時間がない。/ピアノ ギター他楽器(43歳 男性)
  • 学生時代は学習があまり必要と感じなかったが、実際に社会に出てみると一部の学習の重要性を理解した。/外国語を習いたい。(英語、その他)(38歳 男性)
  • 自分への挑戦。/書道(31歳 女性)
  • 年齢に関係なく 学習や習い事をするのは生き生きとした生活が出来て良い。趣味の合う仲間との交流も楽しみになる。/語学(67歳 女性)
  • 学びたいと思ったときが学びどき。/英語 (32歳 男性)
  • もう少し安く気軽にできるなら、何か習いたいと思う。/パソコンを習いたい。(37歳 女性)
  • 好きこそ物の上手なれ。/合気道(43歳 女性)

取り組んでみたい学習や習い事で多かったのは語学関係でした。特に英語・英会話はかなりの方が取り組んでみたいと思っているようです。若い方からご年配の方まで実に様々な回答がありました。また、学習や習い事については、人生を豊かにしてくれるといったご意見の一方、お金や時間が掛かるのでなかなか出来ないといった現実的な問題もあるようです。 学校での義務教育は、当時はなかなかその意義や意味を見いだせないことも多いのですが、実際、過ぎ去ってみるともっと勉強しておいても良かったと思うこともあります。また、これは日常生活でも同じで、あとでやっておけば良かったと思うことも学習に限らず多いのではないでしょうか。なかなか時間を取れないこともあると思いますが、後悔先に立たず。思い立ったときに検討してみるというのはいかがでしょうか。