ガソリン価格に関するリサーチ結果 | バルクのマーケティングリサーチ・市場調査

Vol.10 ガソリン価格に関する調査

今回はガソリン価格の値上がりと自動車利用についてのアンケートを行いました。昨今、急激な値上がりが続くガソリン価格ではありますが、実際には自動車利用にどの程度の影響が出ているのでしょうか。

※本調査レポートの引用・転載ご希望の方はこちらをご参照ください。

調査概要

調査方法 Webアンケート方式
調査対象 20代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数 合計903人 男性548人 女性355人 (年代別内訳: 20代/182、30代/180、40代/181、50代/180、60代/180)
調査日時 2008年08月27日(水)~08月30日(土)
調査機関 株式会社バルク

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アンケート結果トピックス

    • あなたは、現在のガソリン価格の値上がりについてどう思いますか。
    • 大変気になる】69.7%、【気になる】22.3%、【少し気になる】6.4%、 【あまり気にならない】1.3%、【気にならない】1.3%
    • あなたは今後、ガソリンの値上がりによって自動車の利用をやめる可能性はありますか。
    • 【利用をやめない】74.6%、【利用をやめるかどうか迷っている】21.3%、 【利用をやめる可能性が高い】4.1%

ガソリンの値上がりについて

『ガソリン価格の値上がりについてどう思うか。』という問いかけに対し、「大変気になる」と答えた方は69.7%と多く、全体の約7割以上にも及びました。

設問1:あなたは、現在のガソリン価格の値上がりについてどう思いますか。

【ガソリン値上がりに関する意識 全体グラフ】

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「大変気になる」69.7%、「気になる」22.3%、「少し気になる」6.4%となっており、以上を合わせると実に9割以上の人がガソリン価格の値上がりについてアンテナを張っていることとなり、関心度の高さが窺えます。

【ガソリン値上がりに関する意識 年代別グラフ】

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年代別にみると、20代が最も低く、その後30代が最も高いという結果になりました。 然し全体としては、「あまり気にならない」「気にならない」とする人は一桁に留まっており、共通しています。 「気にならない」と、断言できる人はどの年代をとっても1%未満のようです。

ガソリン価格高騰後の利用意向

『今後、ガソリン価格の値上がりによって自動車の利用をやめる可能性』を聞いたところ、「利用をやめない」と答えた方は74.6%と、7割以上の人が利用継続を意思を示しています。

設問2:あなたは今後、ガソリン価格の値上がりによって四輪自動車の、利用をやめる可能性はありますか。

【ガソリン値上がり後の利用意向 年代別グラフ】

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年代別にみると、全体としては「利用をやめない」が大多数である事に変わりないですが、年代が低くなればなるほど、「利用をやめようか迷っている」「利用をやめる可能性が高い」人が多い傾向にあるようです。

【ガソリン値上がり後の利用意向 地域別グラフ】

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地域別でみると、関東地区や近畿地区といった大都市部では、「利用をやめようか迷っている」「利用をやめる可能性が高い」と答える人の割合が高く、逆に北海道・東北地区や北陸・甲信越地区では「利用をやめない」とする人の割合が高い傾向があります。 この地域による偏りは、隅々まで交通機関のインフラが整っている大都市部と比べて、私生活で最も重要な足が自動車である場合、やめたくてもやめることができない人達がいることにあると思われます。

自動車の代わりに利用する乗り物

『自動車の利用をやめた場合、代わりに何を利用するか。』という問いかけに対し、一番多かったのは自転車67.0%、次いで電車やバスといった公共交通機関が大多数のようです。

設問3:もしあなたが、四輪自動車の利用をやめた場合、代わりに何を利用しますか。

【自動車の代わりに利用する乗り物 全体グラフ】

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何を代わりとするかで一番多いのは、自転車でした。その他、電車やバスを利用する以外では、自動車から二輪自動車へ乗り換える人も多いようです。 ガソリン代どころか交通費が一切掛からない自転車が最も経済的で好まれる、ということでしょうか。

【自動車の代わりに利用する乗り物 性別グラフ】

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性別でみると、男性の場合は原動機付自転車やその他の二輪自動車を選択した人が圧倒的に多い結果となっています。反対に、女性ではバスを利用するとした人が男性を上回っており、公共交通機関を利用する傾向が強いことが見受けられます。