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企業とマイナンバー

いよいよマイナンバーが本年10月には全国民への通知が開始されます。様々な機関でセミナーが開催されており盛況のようです。
弊社でもマイナンバー対策といたしまして「あんしんパック」サービスを2月より開始しております。
詳しくは⇒(http://www.vlcank.com/co/press150202)

さて、今回は「マイナンバーが始まって企業で取らなければいけない対策」のご質問が多いので、ここでご紹介させて頂こうと思います。

ご理解いただかなければいけないのが、マイナンバー法(番号法)の位置づけです。マイナンバー法は個人情報保護法の「特別法」という位置づけになります。個人情報保護法よりも優先される法律となります。マイナンバー法で記載されていない内容は個人情報保護法でカバーされています。

頻繁に使われる用語についても簡単にご説明させて頂きます。
特定個人情報とは・・・氏名とマイナンバーが同一に記載されている情報。
提供とは・・分かり易く言いますと社外に出た場合は全て提供にあたります。

提供に関しましては、グループ企業での出向や転籍の多い企業ではその都度、本人からの告知と本人確認が必要になりますので、いろいろな意見が出ております。

長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

では企業でのマイナンバー対策とは一体何でしょうか?
それは会社内での「適切な個人情報の取扱方法」の仕組み作りです。
分かり易い言葉ですが、非常にあいまいですね。

具体的には、下記手順が必要となります。
・取扱いに関してのルールを決めます。取扱責任者、利用目的、ライフサイクル(取得~利用~提供~廃棄)の各局面。
・上記ライフサイクルにおけるリスクを考えると同時にその対策を決めます。
・リスクの対策が決まれば、それを従業員に伝えます。
・決められたリスク対策が日常実施されているか?
 ルール通りに取り扱われているのか?これを定期的にチェックします。
・ルールが守られていなければ、守られるように改善します。

これが「適切な個人情報の取扱方法」の仕組みです。

もう、お分かりになった方もいらっしゃると思いますが、マネジメントシステムそのものになります。プライバシーマークを取得している企業では、すでに上記の仕組みは出来ておりますので、マイナンバーをマネジメントシステムに取り入れれば大丈夫です。

プライバシーマークを取得していない企業の多くは、上記のような仕組みが会社内で出来上がっていますでしょうか?プライバシーマークを取得するしないに関わらず、今後は「適切な個人情報取扱い」が社内からも強く求められる時代になってきます。

バルクでは長年に渡り個人情報保護に関するプライバシーマーク取得支援に携わっており、コンサルタントのノウハウは業界トップクラスのレベルにありますので、「中小企業向けあんしんパック」というサービスを開始して、各企業様の仕組み作りのお手伝いをしております。

もちろん「せっかく仕組みを作ったんだから対外的アピールをしたい」という企業様にはプライバシーマークやISO27001といった認証取得支援もご提供しております。

詳しくは⇒(http://www.vlcank.com/co/support_mynumber)

最後になりますが、このようなマネジメントシステムの社内構築は、マイナンバー対策に関わらず、企業体質を強化させる非常に重要な取組だと思います。
是非、この機会にお考えください!