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内部監査では審査員的なアドバイスをしてくださり、審査の予行演習としても役立ちました

インタビュー日 : 2015年02月09日

CLIENT’S PROFILE

瀬味証券印刷株式会社様は、明治36年1月の創業から1世紀以上の社歴を持ち、 証券や金券などの重要印刷物を中心に商業印刷関係はもちろん、高級印刷物・磁気印刷物の企画から製版・印刷・加工といった、あらゆる分野の印刷物を手がけられています。永きに渡る伝統に基づいた高度な技術と高い品質が数多くのお客様の信頼を得られています。

「ISO27001」認証取得の動機を教えてください。

重要印刷物を長年取り扱っており、機密情報取扱いの仕組みは社内にはすでにありました。しかしながら、紙ベースの情報管理からデジタル情報に変わった昨今では、情報管理の完成度と情報保持の難しさを感じました。
今までの仕組みに加えデジタル化した情報の流出をブロックする仕組みを強化するためISO27001の取得を考えました。 また弊社にとってデジタル情報管理の安全性を、対外的にアピールすることは重要と考えたのも取得の動機の一つにあります。

取得作業中に苦労された点は?

通常業務と平行しての取組だったので大変なところがあり、文書類作成にも時間がかかりましたが、弊社はすでにプライバシーマークやISO9001を取得しており、従業員もマネジメントシステムを理解しているため比較的スムーズに進行しました。
今後の課題にもなるのですが、全社員への意識の浸透は苦労しました。共通の認識と必要性を全社員に理解させるのは時間がかかります。どうしても自分の担当以外は他人事になってしまう傾向がありますから。

審査はいかがでしたか?

審査は2名で実施されました。アドバイスをもらいながらの審査で参考になる部分も多く、ひと昔前のISO審査のイメージとは変わりました。本来の目的との因果関係を重要視され、本質を考えさせられる審査でした。

バルクのコンサルタントはいかがだったでしょうか?

コンサルタントの経験の豊富さを感じました。特に内部監査では審査員的なアドバイスをしてくださり、審査の予行演習としても役立ちました。
取得スケジュールを考えた支援をして頂きましたが、いざ取組み始めると十分な検討時間だったのか?という思いはあります。今後の運用支援では、そのあたりに時間をかけたいと考えています。

今後の抱負はありますか?

企業としての存続を考えた場合、自分達のポジションを確認する必要があります。マーケットのニーズは多様化しており、印刷だけでは無く広い情報の中でお客様の多様な要求に答えていく必要があります。
また、昨今のグローバル社会では内需だけを考えていては限界があると思っています、海外進出をにらみ国際化に向けての会社作りが必要で、国際認証はそういった将来的事業展開でも必要であると考えています。

貴重なお話ありがとうございました。大変参考になりました。