当初の希望どおり9月中に取得できましたのも、コンサルタントの方が優秀だから

今回ご紹介させて頂きますプラセール社会保険労務士法人様様は、労働保険や社会保険の手続といった社会保険労務士業務の他にも給与計算、労務相談。助成金の申請等の幅広い業務を展開されています。社会保険労務士事務所でプライバシーマーク取得している数はまだ少ないため（10月1日現在で65事務所）、「杉並区で最初にPマークを取得した社会保険労務士事務所」様です。お客様訪問は、基本的にお二人で行っていることから、単なる社会保険や労働問題の専門家という枠を超えたサービスが可能となっています。Pマークを取得したことで、人材不足でお悩みの中小企業には、身近な経営相談できるパートナーとして、ますますのご活躍が期待されるところです。

Ｐマーク取得のきっかけは何でしたか？

　従来から社会保険手続においてお客様の個人情報を大量に取り扱っておりましたが、昨年あたりからマイナンバーに関するお問い合わせが増えてきました。制度がスタートすれば、お客様は弊所に対する委託先への監督義務が生じます。その際、第三者機関による認証が必要なPマークを取得している事務所であれば、安心してお任せいただけるだろうと考えたのが取得のきっかけです。
そこで個人情報を適正に取扱う仕組み作りが必要と考えていた時に、バルクさんの「社会保険労務士限定　マイナンバーあんしんパックセミナー」に参加し、プライバシーマーク取得の必要性を感じました。

業務上、取り扱っている個人情報で、どのようなことに留意していますか？

　弊所の理念は「Preventive Law」（予防法務）です。個人情報と一緒に取扱うことのあるマイナンバーが漏洩しては大変です。情報漏洩を防止するために運用上で気をつけていることは、無駄に複製しない、オリジナルの授受記録を作ってお客様と個人情報のやり取りを共有化、誤送信や誤送付を防止するためのダブルチェック、クリアデスク、ファイル管理（整理整頓）、不要になった個人情報は小まめに捨てるといったことです。

申請にあたり、ご苦労された点は何ですか？

　一からのスタートで、不要な書類の廃棄や事務所の掃除から始めたので大変でした。特に大変だったのは個人情報の洗い出しです。ただ、社労士事務所用の雛形を提供してもらえましたので、これがなければもっと苦労したと思います。その際、業務フローに基づいて個人情報を特定していく作業をサポートしていただきましたが、これはやってよかったと思っています。というのも、PMS（個人情報保護マネジメントシステム）がどういうものなのかがよく理解できましたし、最近ではお客様から個人情報やマイナンバーに関するご相談を受けても、より実践的な助言ができて、大いに喜ばれているからです。
ちなみに、弊所の名称でもある「プラセール（placer）」とは、スペイン語で「喜び」を意味します。Pマーク取得・運用経験をサービスにも生かしていくことで、お客様から感謝されるお気持ち（喜び）をいただけるようになるとは、取得を目指した時には想像もできませんでした。思わぬ副産物に「喜び」を感じていますし、苦労した甲斐がありました（笑）。

現地審査はいかがでしたか？

　実際に自分たちで決めたルールを運用していたので、自信をもって審査日を迎えることができました。指摘事項も委託先の選定漏れ１件しかありませんでした（実質的にゼロ）。ただ、社労士事務所はまだ取得事業者が少ないからなのか、業務に関する基本的な質問に答えなればならないこともあり、ちょっと予定時間をオーバーしました。とはいえ、審査員がとても親しみやすい方々でしたので、有意義な時間を過ごすことができました。

バルクのコンサルタントはいかがでしたか？

　とても気さくな方で、細かい質問にも丁寧に対応していただいて助かりました。また当初の希望どおり9月中に取得できましたのも、コンサルタントの方が優秀だからだと思います。

今後に向けて、一言お願いいたします。

　まずはPDCAをしっかりと回していくことですね。新たに人も採用しましたので教育を徹底し、日常的な運用チェックにも手を抜くことなくやり続ける、そしてPMSのレベルをもっと高めていく継続的改善に努めていきたいと思います。

ありがとうございました。